概要・あらすじ
コモロ諸島に住む娘ガイアは、シーラカンスの密漁者であった。密漁を行っていた際、彼女は約6500万年前の中生代白亜紀の北米大陸とつながっているブルーホールを発見。この事実を知ったホーク博士は自らの名声のためにガイアを含めた調査団を派遣するが、一行はブルーホールに吸い込まれ過去の世界に投げ出されてしまう。
恐竜たちの脅威に生死をさまよいながらガイアたちは歴史を歪めようとするホーク博士と対立する。そんななか超巨大隕石が地球に迫っていることが判明。ホーク博士は人類の生存のためにブルーホールを通して過去の生物を犠牲にしようとするのだった。
登場人物・キャラクター
ガイア・ナギリ
マダガスカル北東のコモロ諸島に住む娘。シーラカンスの密猟のなかでブルーホールの存在を知る。自然のなかで生きてきたことで動物たちと交流する力がある。り白亜紀世界では、恐竜クロノサウルスの声に導かれながら危機を逃れ、恐竜たちを少しでも生き延びさせようと努力する。
チャールズ・ホーク
約6500万年前の中生代白亜紀の北米大陸とつながっているブルーホールを通して現代の汚染された水と大気を白亜紀世界のそれと交換しようとする。名誉欲にとりつかれた科学者。
ウィザード
海洋学者。最初のシーラカンス密猟の捜査でガイアたちと探査機に乗り込みブルーホールに潜った。ホーク博士の考え方に対立し、ガイアたちと共に古代生物を守ろうとする。
フォス船長 (ふぉすせんちょう)
最初のシーラカンス密猟の捜査でガイアたちと探査機の操縦者としてブルーホールに潜る。白亜紀世界でガイアたちと共に生き抜く、頼りになる男性。
ジュリー・カーライル
ユナイト・ニューズ誌の女性記者。ホーク博士とは元恋人同士だった。スクープをものにするために調査団に加わる。
アルフ博士 (あるふはくし)
ブルーホール調査団のメンバーでガイアたちと共に遭難して白亜紀に迷い込む。やさしくて気のいい性格。知識が豊富でガイアたちの頭脳的役割を果たす。
フッド伍長 (ふっどごちょう)
ブルーホール調査団のメンバーでガイアたちと共に遭難して白亜紀に迷い込む。海兵隊の屈強な男性で、生き残るためにワンマンな支配力を露わにする。
クロノサウルス
『ブルーホール』の登場する1億4400~から1億年前の白亜紀前期に存在したといわれる海のティラノサウルスと呼ばれる海棲爬虫類で、首長竜の一種。物語の中ではガイアの頭の中に語りかけ、危機を救い、導く存在として描かれている。
シーラカンス
『ブルーホール』登場する。3億年前に出現し、6500年前に絶滅したと云われる白亜紀の古代魚。生きた化石として現代にも生存が確認されている。コモロ諸島の現地ではゴンベッサとも呼ばれている。
場所
ブルーホール
『ブルーホール』に登場する。フロリダ沖から大西洋に面するバハマ諸島沖はブルーホールという海底洞窟が数多く存在する。この物語では、その海底洞窟が6500年前の世界へタイムワープする存在として描かれている。
白亜紀
約1億4500万年前から6600万年前を指す。ガイアやホーク博士たちがブルーホールを抜けてこの時代にワープしてしまう。
その他キーワード
ブルーホール計画 (ぶるーほーるけいかく)
『ブルーホール』に登場する計画。6500年前の地球の汚染されてない大気と海水をブルーホールを通して現代へ送り込み、汚染された地球を救済し破滅から救うというホーク博士の野望と名誉から生まれた計画。
クロノス潜水艇 (くろのすせんすいてい)
『ブルーホール』に登場する乗り物。ブルーホールを探査するための潜水艇。ブルーホールに巻き込まれて6500年前の世界へタイムワープする。