女装男子と陰キャ男子の青春ラブストーリー
本作は、クラスメイト同士の男子高校生、慧吾と智哉の恋愛模様を中心に、「女装」をテーマに描かれる青春ラブストーリー。繊細な女装男子である智哉と、彼の女装姿に一目惚れした陰キャ男子の慧吾という「陰キャ男子×女装男子」というコンセプトのもと、高校生活を通じて二人は惹かれ合い、やがて友情を超えた関係へと発展していく。純粋でありながらもどこか扇情的な魅力を持つ智哉と、そんな彼に一途な恋心を抱く慧吾。二人の熱く青い思いが絡み合う、不器用な恋の行方が見どころとなっている。
女装を通じて芽生える友情
慧吾は、地元から1時間以上離れた渋谷で、クラスメイトの智哉が女装している姿を偶然目撃してしまう。ふだんクラスでは接点のなかった二人だったが、この出来事をきっかけにお互いを意識し始める。智哉は女装に目覚め、不安を抱えながらも、人混みの中で自己表現する喜びに抗(あらが)えず、週末には一人で渋谷へ出かけるのが密かな楽しみとなっていた。数日後、慧吾は再び女装した智哉と街中で出会い、勇気を出して声をかける。
不器用な二人の揺れる恋心
秘密が知られてしまった智哉は、一度は女装をやめようと決意したものの、お嬢様学校の制服へのあこがれから結局やめられずにいた。そんなある日、慧吾に呼び出された智哉は、その熱い視線と言葉に圧倒され、無理やりあこがれの女子校の制服を着用することになる。戸惑いながらも慧吾の前に立つ智哉の姿に、慧吾は見惚れて思わずキスをしてしまう。これをきっかけに、智哉も次第に慧吾を意識するようになる。その後、周囲の目を気にして「女装をやめる」と宣言した智哉だったが、姉の服を持ち出した慧吾に「あと一度だけ」と懇願されてしまう。再び女装姿で宇田川町に現れた智哉に対し、慧吾は「女装している智哉は自分に逆らえない」という事実に気づき、二人の距離は一気に縮まっていく。
登場人物・キャラクター
百瀬 慧吾 (ももせ けいご)
とある高校に通う男子。智哉のクラスメイトで、家族は姉と母親、そして祖母がいる。クラスでは目立たない存在で、やや内向的な性格で友人も少ないため、派手なグループに属する智哉とはこれまでほとんど話したことがなかった。ところがある日、街中で偶然女装した智哉と出会い、一目で惹かれてしまう。相手がクラスメイトの智哉だと知って最初は戸惑うが、彼の美しい女装姿が忘れられず、次第に真剣な恋心を抱くようになる。
八代 智哉 (やしろ ともや)
慧吾と同じ高校に通う男子。慧吾のクラスメイト。校内で目立つ派手な男子グループに属しているものの、自分自身が特に目立っているわけではない。内心では慧吾のことを見下しており、これまでほとんど話したこともなかった。実は女装が趣味で、週末には女物の服を着て渋谷へ出かけている。ふだんは黒のショートヘアだが、女装時には金髪のロングウィッグをつけることもある。慧吾からは「地味だけど丁寧な顔立ち」と評されている。女装を始めたきっかけは、半年前に付き合っていた彼女の悪ふざけでメイクや女装をさせられ、その際に男性からナンパされたこと。この経験が忘れられず、彼女と別れたあとも女装をしている。東京都内にあるお嬢様高校、通称「岡女」の制服に強いあこがれを抱いている。







