フリーリースローリーニューライフ

フリーリースローリーニューライフ

甘やかされきった自分を正すため、一念発起して新天地となる田舎までやって来たお金持ちのお坊ちゃんが、そこで好きな人を見つけ、淡い関係の恋愛や慣れない仕事に奮闘するボーイズラブコメディ。「まんがライフ女子部」で2017年8月から2018年12月にかけて配信された作品。

正式名称
フリーリースローリーニューライフ
ふりがな
ふりーりーすろーりーにゅーらいふ
作者
ジャンル
BL
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あらすじ

第1巻

いろいろと思うところがあり、亡くなった祖父の家がある田舎で暮らすことを決意したお金持ちのお坊ちゃん、梶原衛。しかし、目的地である祖父の家に向かうその日のバスは、もう終わっていた。地元の親切なおばあちゃんの家に泊めてもらった衛は、そこでおばあちゃんの孫である杉崎九輪と出会う。一目見て彼を気に入った衛は、彼といっしょに祖父の家へ赴く。しかし廃屋同然で水も電気も通っていない祖父の家ではすぐに暮らすことはできなかったため、衛は九輪といっしょに彼の家に引き返すのだった。(第1話。ほか、17エピソード収録)

登場人物・キャラクター

梶原 衛 (かじはら まもる)

ビジュアル系バンドのようなファッショナブルな服を身につけたゲイの青年。年齢は22歳。資産家の息子で、両親は貿易会社を経営している。散々甘やかされてきた自分を反省して、一人暮らしを決意する。そして、亡くなった祖父の家に住むため、とある田舎までやって来た。田舎にやって来た初日に杉崎カズエの家に泊めてもらうが、そこで出会った杉崎九輪に一目ぼれする。やる気はあるが生活力はなく、やや浮世離れしたところがあるが、性格そのものは非常にピュア。常人とはセンスがややズレており、コンビニのアルバイトで得た初給料で、メタルっぽいTシャツを両親に、シニアのももひきを九輪やこのみに贈っていた。また、ちょっと歩いただけで疲れてしまうほどの虚弱体質で、道端で倒れていることが何度かあり、九輪に何かと面倒を見てもらっていた。高校生の矢口このみからは、ズレた言動を面白がられ、いろいろといじられている。ノンケである九輪への思いを募らせるあまり、梶原衛自身もわけのわかない行動に出てしまうことがある。九輪とこのみからは「まも助」と呼ばれていた。

杉崎 九輪 (すぎさき くりん)

とある田舎で市役所の職員をしている青年。年齢は22歳で、肌がプニプニしている。かわいらしい容姿の優しい性格で、田舎暮らしを始めた梶原衛と出会い、不器用で生活力のない衛を何かと手助けし、田舎暮らしをサポートしていた。衛や矢口このみからは、「くーちゃん」と呼ばれている。衛に一目ぼれされ、このみからもひそかに思いを寄せられているが、杉崎九輪自身は女性が好きで、そのことにはまったく気がついていない。いつもほのぼのした雰囲気を漂わせており、相手が誰であっても自然体で接することができる。札付きの不良生徒だったこのみの素行を改めさせた過去を持つ。見た目に反して好奇心が旺盛で、探検やホラーっぽいものが大好き。高校生の時は三井佳奈というクラスメートの女の子に思いを寄せており、その頃は「クリ●ン」というあだ名で呼ばれていた。

矢口 このみ (やぐち このみ)

田舎で暮らしているロン毛の男子高校生。背が高くてスタイル抜群。年齢は17歳。ひょうひょうとした性格のイケメンで、学校でも非常にモテる。杉崎九輪とは兄弟のように仲がよく、彼の紹介で梶原衛と知り合った。カンが鋭く、初対面の衛の態度を見ただけで、彼が九輪のことを好きなのを見抜いていた。自分も九輪のことが好きという設定を設け、衛と裏話をするようになる。しかし適当に作った設定なため、すぐに設定を忘れてしまう。言動が何かと浮世離れした衛の反応を面白がり、衛に請われて九輪のいろんな情報を伝えていた。本人曰く、「(衛が)悲しんだり悔しがったりしていると面白い」とのこと。もともとは都会生まれの都会育ち。中学時代は喧嘩や物の破壊を繰り返していた札付きの不良生徒で、素行を改めるために田舎で暮らすことになった過去を持つ。そこで、このみの破壊行為をとがめた九輪を「かわいくてプニプニしていた」という理由で殴ることができず、彼の言うことに従って不良をやめた。衛や九輪からは「やぐちゃん」と呼ばれている。なお、九輪に「くーちゃん」というあだ名を付けた張本人。衛からは九輪との仲のよさをうらやましがられている。

工藤 照善 (くどう てるよし)

コンビニエンスストアの店主を務める男性で、男好きのゲイ。杉崎九輪の知人。働き口を探していた梶原衛に、九輪が紹介した。ごついなりをしているが、一人称は「アタシ」で、濃い目のメイクをしている。面倒見がよく、周囲からの信頼は厚い。礼儀正しい素直な性格の衛を気に入り、アルバイトとして迎え入れる。衛の所作を一目見て、同じゲイだと気づいていた。気に入った男性にはすぐにキスをせまり、視界に入ったイケメンはつねに抱きたいと思っているなど、恋愛に対してはどん欲なタイプ。衛に「アタシに嘘をつくと捕まえてしゃぶるわよ」と、きつめのジョークを放っていた。九輪からは明るい社交的な面白い人だと思われている。

杉崎 カズエ (すぎさき かずえ)

田舎に住んでいる親切な老婆。農作業をしている時に、バスを待っていた梶原衛と出会い、彼を自分の家に泊めた。孫である杉崎九輪の布団を用意したことで、衛と九輪の出会うきっかけをつくった。

三井 佳奈 (みつい かな)

高校生の頃に杉崎九輪が好きだった女性。矢口このみの友人の姉で、ショートヘアにしている。目元がどことなく梶原衛に似ている。九輪が思いを伝える前に東京に引っ越してしまい、いつの間にか結婚していた。

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