概要・あらすじ
ごく普通の高校教師である大川巧美。表向きは平穏な生活を送っていたが、実は自宅に1人の女性を監禁していた。監禁されていた女性は白根沙紀という大学生。人には言えない過去を持つ2人の、「監禁」という名の共同生活の謎が、時を遡ることで明らかになっていく。
登場人物・キャラクター
大川 巧美 (おおかわ たくみ)
女子高の教師をしている男性。ごくごく平凡な生活を営んでいたが、日々の溜まりに溜まったストレスによって魔が差し、監禁コースでデリヘル嬢を頼んでしまう。過去に父親が起こしたとある事件について今も思い悩んでいる。父親と同じにならないよう、常に自身は尋常な人間なのだと言い聞かせている。
白根 沙紀 (しらね さき)
聖院女子大の2年生で、大川巧美の家に監禁されている女性。ロングヘアーをした綺麗な女の子で、マンションで一人暮らしをしている。とある理由でデリヘル嬢としてクラブで働いている。そのクラブの監禁コースに申し込んだ巧美の家に、デリヘル嬢としてやって来た。クラブでは「まい」と名乗っている。
熊沢 (くまざわ)
大川巧美の同僚の女性。高校では国語を担当しており、巧美に好意を抱いている。ショートカットに大きなつり目で、タイトスカートのスーツを着用している色気のある人物。実は白根沙紀が、巧美の家で監禁されていることを知っている。
久保 (くぼ)
大川巧美の同僚の男性。巧美の隣のデスクで、学校では常にジャージを着用している。サッパリとした性格で口調も軽く、職員室でも軽率な言動をすることがある。巧美の恋愛事情に興味があるらしく、熊沢に誘われて巧美の家を訪れた際も、彼女に会わせろと迫っていた。
沢田 (さわだ)
刑事の男性。角刈りで厳つい顔をした中年。大川巧美が教師として勤務する女子高で、生徒がトラックに轢かれる事故が発生した際、これに事件性があると考えて、巧美達に話を聞きに来た。行方不明になっている白根沙紀のことも調べている。
クレジット
- 原作
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鈴木おさむ