概要・あらすじ
白エスパー響ねじめは混沌とした世界の成立を目論む暗黒エスパーの活動を阻止するため、猫エスパーのすぱなと共に街をパトロールしていた。ある日、目に留まった家の中にいる少年・瀬川るきじにちょっかいを出し、そのまま居座ってしまう。響ねじめは次々と現れる暗黒エスパーとたたかい、瀬川るきじはそれに巻き込まれとばっちりを受けながら、日々を送る。
登場人物・キャラクター
響 ねじめ (ひびき ねじめ)
白エスパーの少年。猫エスパーのすぱなと共に、世の平和を守るため暗黒エスパーとたたかう。作中で使用しているエスパー技は、「たりく・また」の掛け声と共に120度を作って発動させるテレポーテーション、「フルオロスコピー」という透視技、両手でSの字を作り両手根元を合わせ体の全面に押し出して気をぶつける「エス波(えすぱ)」という必殺技がある。 また、「たりく・また」の掛け声で60度を作るとすぱなのお尻の穴がキュッとなる。
瀬川 るきじ (せがわ るきじ)
眼鏡をかけた坊ちゃん刈りの小学生。作中数少ない常識人だが、話が進むにつれそうでもなくなる。実は暗黒魔人シドイハの生まれ変わり。
すぱな
猫でありエスパーでもある。雌。人語を話し、二足歩行する。また、人間に変身出来る(変身時は若い女性の姿)。作中で使用したエスパー技は「ミュカ・カムカム(カムカム何度も繰り返し)ミーノ!!!」という掛け声で髪の毛から大量のノミを飛ばすものと、「グレグレグレート・グレートパイ」の掛け声で胸を巨大化させるもの。
ボタン・ゼブラ (ぼたんぜぶら)
松田優作似の暗黒エスパー。30歳。「ツーツー・れろれろ」の掛け声と共に念力を発動し、様々なものを押し込む。瀬川るきじの眼球を押し込もうとしたが、眼鏡で念力を跳ね返された上、響ねじめにエス波で攻撃され、敗北。
エチケットタイガー
暗黒エスパー。「きも・ちんよか」の掛け声でターゲットの鼻毛を鼻からはみ出るほど伸ばすことが出来る。響ねじめのテレポートによってリコーダーを頭部に生やされた瀬川るきじの姿をみて、あまりのショックに暗黒エスパーを廃業、実家の農家を継ぎ、有機農法で大成功をおさめる。
うーほー・がーる (うーほーがーる)
エスパーが所有出来るエスパロイドというロボット。気に入ったものは何でも腹部の引き出しに入れてしまう。引き出しにしまい込まれた者は生気を吸い取られている模様。怒られると「うーほーどーむ」の掛け声と共に頭部をカバーし、体育座りの姿勢でひきこもる。
どくろ・サーカス (どくろさーかす)
暗黒エスパー。食い合わせの悪いものを落書きする。自身のエスパー技を披露する前にうーほー・がーるの腹部の引き出しに仕舞われ秒殺された。
割左 るがー (わるさ るがー)
暗黒エスパー。ツインテールで、眼鏡をかけた少女。自称「眼鏡のヌーべルヴァーグ」。「たいら~、だーてん(だーてん繰り返し)」の掛け声で自分がかけている眼鏡を巨大化させるエスパー技を使い、巨大化した眼鏡をターゲットの上から落として潰す。瀬川るきじに親切にされたことで恋心を抱く。
じゅん・劣吾 (じゅんれつご)
暗黒エスパー。「ポン・ポコ・ピーのポン・ポコ・な!!!」の掛け声で、一つのものが三つあるように錯覚させるエスパー技「分身」を使い、「100円で300円分のお菓子が買えてしまうわやくちゃな世界をつくる」ことを目指すが、上目おろちに首をねじられ、首が直角に曲がり敗北。
上目 おろち (うわめ おろち)
白エスパー。「臨・兵・闘・者・飲む・打つ・禅」と唱え九字を切って沢山の隕石を落とすエスパー技「いん石落とし」を使う。作中数少ない常識人だが、少々キレやすい。過去にブラジルのコーヒー園で働いていた。
練川 えすてる (ねりかわ えすてる)
10歳と3か月の少女。実家はとても貧乏。響ねじめが家の外壁に立小便をすることに業を煮やし、「次やったらはさみでチョン切る」宣言をし、高枝鋏を持って室内待機した。恐怖で漏らした響ねじめを撮影した。
校長 (こうちょう)
響ねじめが2年前に起こした熱海インパクトの被災者。その経験から、響ねじめの小学校入学を阻止しようと躍起になる。
飯岡 あん (しゃりおか あん)
瀬川るきじ達が通う小学校の4年3組担任。
紅酢 しゃいろっく (べにす しゃいろっく)
いじわる金持ち。練川えすてるを狙っている。
瀬川 あまにた (せがわ あまにた)
瀬川るきじの母。常時うさぎの被り物をし、セーラー服を着用している。掛け声「イボイボ・テンテン・ムッシモル」と共に被り物の耳を伸ばし、耳に挟んだ敵を宇宙空間に放り出す「ノビンガー」という技と、「イボイボ・テンテン・ムスカリン」の掛け声で被り物の耳を伸ばし、敵を耳に挟んでバックドロップをかける技を使用。 正体は暗黒エスパー王国の暗黒女王。
瀬川 かなびす (せがわ かなびす)
瀬川るきじの父。局部を葉っぱで隠すのみのほぼ全裸で生活している(靴は履いている)が、乳首を晒すことが恥ずかしいらしく、常に星型のシールを乳首に貼っている。シールが無くなった時はずっと指で隠していた。正体は暗黒エスパー王国の暗黒王。
ぱとらっし
『少年エスパーねじめ』に登場するエスパー犬。暗黒エスパーに属す。実は瀬川かなびすが変身したもの。
集団・組織
暗黒エスパー (あんこくえすぱー)
『少年エスパーねじめ』に登場する団体。世界の秩序を乱し混沌とした世界を成立させることを目的にしている。
白エスパー (しろえすぱー)
『少年エスパーねじめ』に登場する団体。混沌とした世界を成立させようと目論む暗黒エスパーの活動を阻止し、世界の秩序を保つため日夜活動する。しかし一般人から見れば白エスパーも暗黒エスパーも似たようなもので、少なくとも世界の秩序を保っているようにはみえない。
イベント・出来事
熱海インパクト (あたみいんぱくと)
『少年エスパーねじめ』に登場する事件。熱海ゆざめ小学校の2年生(当時)の男子児童・響ねじめが給食の豆を食べられず、掃除の時間まで一人給食されられた事を苦にして爆発。爆発は熱海一帯を巻き込む規模であった。
その他キーワード
エスパー三原則 (えすぱーさんげんそく)
『少年エスパーねじめ』に登場する、エスパーが遵守すべき規則。その一「エスパーは一般大衆に危害を加えてはいけない」、その二「すきな子にいじわるしない」、その三「パパが仕事に行かず家にいても不安にならない」。ただし、三は一と二の原則に違反しない場合に限る。