概要・あらすじ
天才科学者岸和田博士の元で働く助手歴25年のチャーリー安川が攫われた。地上侵略を企むモー帝国が、岸和田博士を倒し、自らの偉大さを証明するために博士を挑発する行為に出たのだ。安川2号を作ってみたものの、やはり不便を感じた岸和田博士は、本物を取り戻し、モー帝国を倒すべく海底戦艦脳天号を起動させる。
登場人物・キャラクター
岸和田博士 (きしわだはかせ)
IQ375の天才科学者。57歳。科学の悪魔に魂を売ってしまったため人の感情の機微と「ことわざ」に疎い。数々の発明で大事故、災害等を発生させ、相当数の人数を死に追いやってもいるが、天才の行うことは天災として国際法で認定されているため、罪には問われない。富士山の麓に岸和田研究所を構え、日夜研究に励む。 西洋科学だけでなく、東洋科学も究めている。
チャーリー安川 (ちゃーりーやすかわ)
岸和田博士の助手である男性。32歳で博士の助手歴は25年だが、18歳の時に岸和田博士に出会い、11年間冷凍睡眠の実験台にされていたため、戸籍上は43歳。身長169cm、体重56kg。岸和田博士を心から尊敬しており、博士に逆らうことができない。父がアメリカ人、母が日本人のハーフ。 寝ぼけた博士に5年がかりでサイボーグ化手術をされていたが、元の肉体が保存されていたため、戻してもらうことができた。
大山田 花子 (おおやまだ はなこ)
女性科学者。26歳。身長170cm。スリーサイズはB83、W58、H85。すでに業績を残している身ながら、天才科学者の美人助手になるという夢を捨てきれず、岸和田博士のところへ無給でもよいので助手にしてほしいと直訴しに訪れ、採用される。その際、「ジェニファー」と呼んでほしいと岸和田博士に執拗に訴えたため、怒りを買い全身バラバラの解剖標本にされてしまうが、後に復活。 助手として岸和田研究所で働くこととなった。大学を4つ出ており、博士号を5つ持っている。得意技は上手投げだが、博士には通用しない。
白鳥 ぱる子 (しらとり ばるこ)
岸和田博士が臨時のアルバイトで雇った助手。女子大学生。20歳。身長156cm。スリーサイズはB88、W59、H87。ミニスカートにエプロンドレスのメイドのような格好をしている。明るく能天気な性格で、下ネタも多い。岸和田博士との初対面時には、そのあまりの話の聞かなさに怒った博士によって全身バラバラの解剖標本にされてしまうが、後に復活。 アルバイト助手として岸和田研究所で働くこととなった。得意技は「かわいげ落とし」だが、博士には通用しない。
大塚 (おおつか)
日本国防衛軍の国防長官。50歳。岸和田博士に兵器開発を依頼している。安川2号の反乱の際には、岸和田博士が開発したジャイアント火星将軍ロボをジャイアント火星将軍ロボタンクへと独自改造し、街中や岸和田研究所付近で戦闘に及んだ。だが後日その責任を追及され、東京湾沖の孤島にある牢獄に「囚人28号」として収監されてしまう。
新大塚 (しんおおつか、ねおおおつか)
安川2号反乱事件での責任を取らされ、牢獄に収監された大塚長官の後任として、岸和田博士が作った大塚長官のクローン。だが作成途中、「さる所」から前の大塚長官よりも背を高くしてほしいと依頼されたため、頭だけが異常に大きくなってしまった。身長175cm、体重120kg、座高130cm、足のサイズ25.5cm。 性格は旧大塚長官と似たり寄ったり。
ミス・メロン
日本国防衛軍大塚長官の秘書。生まれも育ちも生粋のアメリカ人だが、なぜか日本国防衛軍に所属している。金髪でDカップ。
ボー
海底にあるモー帝国の科学者で神官。地上侵略を狙うモー帝国の尖兵として、天才科学者岸和田博士を倒し、人類を震撼させようとする。モー帝国と防衛軍が和平を結んだ後も、単独で部下を使い岸和田博士を狙う。偽岸和田博士、人型ミサイル ミスタースカイ・オゥカー牛野田マークⅡなどの人型ロボットを作成。
山野田 (やまのだ)
『岸和田博士の科学的愛情』に登場する人型巨大ロボット。岸和田博士によって作成された人型兵器のシリーズ。外見はスキンヘッドの青年。当初は全裸であったが、そのままだと目立ちすぎるという配慮から、「山野田」という名前が書かれた白ブリーフを着用させるようになった。2千度の火炎を吐き、マッハ5で飛ぶ飛行形態を持つ山野田F-91、汎用性に優れる山野田・ザ・グレート、人間大の大きさで、山野田・ザ・グレートと動きが連動している山野田2号などがいる。 メインで稼動しているのは山野田・ザ・グレート。山野田・ザ・グレートの兵装は鼻くそボンバー指鉄砲、生キズビームなど。また、山野田F-91にはできなかった「ニヒルな笑い」ができることも山野田・ザ・グレートの大きな特徴である。 牛野田マークⅡとの決戦時、大体同じ程度の大きさであったことから全高50メートル前後であると推定できる。
安川2号
『岸和田博士の科学的愛情』に登場するロボット。岸和田博士がモー帝国に攫われた安川君の代わりに仕事をさせようと作ったロボット。素体はかつて安川君を寝ぼけてサイボーグ化したときに作ったもの。岸和田博士が「安川2号」よりも「安川君」の方が名前が呼びやすいという理由で仕事を与えなかったことから、反乱を企て、安川君に成り代わろうとするが失敗し、研究所から失踪。 外部からコンピューターウイルスを送り込み、岸和田博士が留守の隙に岸和田研究所を乗っ取ることに成功するが、白衣の裏側を強化服にしていた岸和田博士に乗り込まれ、壊滅。失敗作として地下の処理場へ落とされてしまう。
牛野田マークⅡ (うしのだまーくつー)
『岸和田博士の科学的愛情』に登場する人型巨大ロボット。ボーによって作成された人型兵器。身長50メートル弱。外見は牛の顔がついたTバックのアニマルブリーフを穿いた青年。スキンヘッドに牛の角があり、額に「牛」の字が書かれている。兵装はアニマルブリーフの牛から吐き出す強力な溶解液、わき毛ニードル、乳首ビーム、アニマルブリーフを飛ばすロケットパンツ、横隔膜ブーメラン、全内臓ミサイルなど。
ジャイアント火星将軍ロボ
『岸和田博士の科学的愛情』に登場する巨大ロボット。岸和田博士が開発した戦闘用巨大ロボット。ブリキのおもちゃのような外見をしている。得意技は360度に弾丸を発射する360度乱れ撃ち、巨大な刀を使った大雪山六甲おろし。後に大塚長官によって改修され、ジャイアント火星将軍ロボタンクとして生まれ変わる。
ブラックシルバー
『岸和田博士の科学的愛情』に登場する宇宙人。地球征服を目的とし、邪魔になる岸和田博士を抹殺するべく、巨大ロボット・悪1号、タコ型巨大ロボット・悪2号、安川君型特殊生体メカ・悪3号を送り込んできた。悪3号による岸和田研究所の乗っ取りが完了すると共に、上空に姿を現す。
その他キーワード
脳天号
『岸和田博士の科学的愛情』に登場する戦艦。岸和田博士が山本さんの家の下に勝手に作成していた海底戦艦。山本さんの家を第一艦橋としている。全長150メートル、体重2万トン。座高は高く、ダイヤモンドの100倍の固さを誇る大脳が露出している。外見は、潜水艦にくいだおれ人形によく似た頭と、生足がついたような形となっている。