弟キャッチャー俺ピッチャーで!

弟キャッチャー俺ピッチャーで!

兎中信志の代表作。埼玉県の枚鷹高校を舞台に、シニア時代は天才バッテリーとして知られながら、両親の都合で2年間離れ離れになっていた投間一矢と投間世史が、再びバッテリーを組んで活躍する姿を描いた熱血野球漫画。お調子者で自意識過剰ながら弟思いの一矢と、札付きの不良ながら野球に対して真摯な姿勢を見せる世史が、時に周囲の反感を買いながらも自分たちのペースでチームを勝利に導いていく。また、一矢に負けず劣らずの自信家・笹崎新平や、クールな天才打者・篠ノ井徹士など、投間兄弟たちの前に立ちふさがるライバルたちの対決も見どころとなっている。略称は「弟俺」(おとおれ)。講談社「月刊少年ライバル」の創刊号である2008年5月号から、同誌が休刊となる2014年7月号まで連載され完結した。

正式名称
弟キャッチャー俺ピッチャーで!
ふりがな
おとうときゃっちゃーおれぴっちゃーで
作者
ジャンル
野球
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

投間 一矢 (とうま いちや)

枚鷹高校の野球部に所属している2年生の男子で、投間世史の兄。軽薄な性格のお調子者だが、世史をつねに大切に思っている。サイドハンドで、糸を引くようなストレートと高速スライダーを武器にする本格派の投手。シニア時代は世史とバッテリーを組んでおり、最強バッテリー「投間兄弟」の通り名で知られていた。しかし、家庭の事情で母親に引き取られて世史と離れ離れになり、二年間はモンゴルに滞在していた。世史と別れる際に、再会したら「二人で甲子園に行こう」との約束を交わしており、帰国後は世史と共に枚鷹高校でバッテリーを組んで活躍する。投手として非凡な才能を持つことから、投間一矢自身はそれを多少鼻に掛ける悪癖があり、部員からは反感を買うことが多い。だが、ヤンキーっぽさが抜けない世史が乱暴な振る舞いをたびたび見せるため、世史に比べればまともだと思われている。

投間 世史 (とうま よし)

枚鷹高校の野球部に所属している1年生の男子で、投間一矢の弟。鬼剃りの坊主頭で、凶暴な顔つきをしている。少年時代は生真面目で一本気な性格だった。シニア時代は世史とバッテリーを組んで、最強バッテリー「投間兄弟」の通り名で知られており、頭脳的なリードと天才的なバッティングセンスを誇っていた。その後、家庭の事情で父親に引き取られて兄と離れ離れになってからも、投間世史自身は野球を続けていた。ところが、一年前に起こったある事件をきっかけに野球を断念し、粗暴な性格に変貌する。枚鷹高校に進学してからも不良として周囲から恐れられ、喧嘩に明け暮れていた。しかし、帰国した一矢に半ば無理やり野球部に入部させられ、再び一矢とバッテリーを組むことになる。野球に対する真摯な態度は現在も変わらず、内心では一矢を慕っているが、素直になれずに憎まれ口を叩いている。また、キャッチャーとしては一年間のブランクが災いし、苦労している。

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