概要・あらすじ
明青学園中等部野球部に所属する立花投馬と立花走一郎はお互いの両親の再婚による義理の兄弟で、同じ生年月日で同学年。二人とも天賦の才能の持ち主だが、中等部では並の実力しかない3年生投手二階堂大輔が父親の威光と監督のえこひいきでエースの座を占めていた。鬱屈する二人だったが後に二階堂がエースの座に固執した理由を知って和解する。
2年生の夏以降、エースとなった投馬と捕手走一郎のバッテリーの実力は徐々に近隣の学校に知られていく。そして、高等部に上がった二人の激戦区東東京地区を舞台とする本格的な戦いが始まる
登場人物・キャラクター
立花 投馬 (たちばな とうま)

明青学園野球部の投手。連載開始時は中等部2年、13歳。父の後妻の連れ子である立花走一郎とは生年月日が同じで、10分遅れで誕生しており、公式的には義弟ということになる。中等部では3年生エース二階堂が特権的に君臨していたため、三塁を守っていたが、2年の夏以降はエースの座を獲得。 亡母はソフトボール全国大会準優勝投手だった。立花家から明青学園高等部までは徒歩1分。
立花 走一郎 (たちばな そういちろう)

明青学園野球部の捕手。連載開始時は中等部2年、13歳。母の再婚相手の連れ子である立花投馬とは生年月日が同じで、10分早く誕生しており、公式的には義兄ということになる。投馬とは投手の座を巡って争っていたが明青学園入学時にジャンケンで負けて捕手に転向。中学2年の秋からキャプテンになる。 女たらし。亡父は明青学園野球部OB。
立花 音美 (たちばな おとみ)

連載開始時は明青学園中等部1年。立花走一郎の実妹で立花投馬の義妹。吹奏楽部所属のフルート奏者。中等部2年、3年の連続ミス明青で、男子の人気が高い。
立花 英介 (たちばな えいすけ)

真弓と再婚した立花投馬の実父で、立花走一郎立花音美兄妹の義父。明青学園野球部OB。連載開始時は41歳。再婚は投馬走一郎6歳の時。
立花 真弓 (たちばな まゆみ)

英介と再婚した立花走一郎立花音美兄妹の実母で、投馬の義母。連載開始時は36歳。再婚は投馬走一郎6歳の時。
二階堂 大輔 (にかいどう だいすけ)

明青学園高等部2年。中等部時代は野球部のエース。スタミナに乏しく実力は並程度の投手だったが、野球部に寄付をしている父親と長い付き合いがある監督に庇護されてワガママを通す。実は、心臓に持病があり、たとえ憎まれても父親を喜ばせたいという想いがあったことが後に判明。立花兄弟と和解する。
黒柳 (くろやなぎ)

明青学園中等部野球部監督。二階堂の父とは中高以来の仲。二階堂を起用することがチームのマイナスになることがわかりながら、マウンドに上げ続けた。二階堂の引退後、監督を辞任し、姿を消す。
二階堂 (にかいどう)

大輔の父。二階堂電気工業社長。明青学園野球部OB会会長。親バカ。
今川 正 (いまがわ ただし)

高等部2年。野球部では一塁手。中等部時代はキャプテンをつとめていた。二階堂大輔とは友達だが、彼の横暴を強くいさめることはしない。
駒 耕作 (こま こうさく)

明青学園高等部野球部右翼手。
夏野 一番 (なつの いちばん)

立花音美のクラスメイトで中等部の野球部所属。
大山 吾郎 (おおやま ごろう)

立花投馬と立花走一郎の高等部進級と同時に野球部監督に就任。ラーメン屋ドラゴンの2階に娘の春夏とともに越してきた。明青学園野球部OB。立花英介と同期で現役時代はキャプテンで澤井圭一とバッテリーを組んでいた。かなりだらしない生活で、すぐに英介にたかる。
大山 春夏 (おおやま はるか)

大山吾郎監督の娘。九州から明青学園中等部に転校。新体操部所属。南郷四郎とは九州時代からの旧知の間柄。実は立花投馬とは3歳の頃に知り合っていたことが判明する。
澤井 圭一 (さわい けいいち)

真弓の前夫で、立花走一郎立花音美兄妹の実父。明青学園野球部OBで1年生エースだったが、試合中の事故で選手を断念し、マネージャーに廻った経歴がある。故人。立花英介、大山吾郎の2年後輩だった。
南郷 四郎 (なんごう しろう)

明青学園野球部所属。九州出身。大山監督を追って上京。大山春夏に惚れている。虫が苦手。立花投馬のクラスメイト。
三田 浩樹 (みた ひろき)

東秀高校野球部の3年生エース。妹三田亜里沙の前でいいところを見せるため、明青学園に練習試合を申し込む。
三田 亜里沙 (みた ありさ)

明青学園中等部に通う。三田浩樹の妹。準ミス明青。赤井遼が好きで、彼と同じクラス委員でミス明青に選ばれた立花音美にライバル心を燃やしている。音美と張り合うために兄を自慢するが、野球には全く興味がない。
赤井 智仁 (あかい ともひと)

健丈高校野球部の一塁手。1年生ながらロングヒッター。弟の赤井遼とは仲が悪い。遼の風邪の見舞いに訪れた三田亜里沙の花束をゴミ扱いするなど性格も悪い。
赤井 遼 (あかい りょう)

明青学園中等部サッカー部キャプテン。学業優秀。赤井智仁の弟で兄弟仲は険悪。
西村 拓味 (にしむら たくみ)

水神中学野球部のエースで4番。都大会で明青学園と当たり、立花兄弟の実力を知り、父親が監督をやっているセンバツ代表校勢南高校に二人を誘う。
西村 勇 (にしむら いさみ)

拓味の父。勢南高校野球部監督。同校OBで現役当時はエースで4番。元プロ野球選手。
間崎 竜一 (まさき りゅういち)

ラーメン屋ドラゴンの店長。明青学園野球部の大ファン。
小宮山 新平 (こみやま しんぺい)

健丈高校野球部監督。
月影 渚 (つきかげ なぎさ)

別居中の大山吾郎の妻で、大山春夏の母。作家。
武下 (たけした)

明青学園高等部野球部の投手。3年生トリオの1人。右投げ。立花投馬が投げるなら野手に転向してもいいと監督に直訴する。
高岡 (たかおか)

明青学園高等部野球部の投手。3年生トリオの1人。サイドスローの右投げ。立花投馬が投げるなら野手に転向してもいいと監督に直訴する。
野島 (のじま)

明青学園高等部野球部の投手。3年生トリオの1人。サウスポー。立花投馬が投げるなら野手に転向してもいいと監督に直訴する。
三上 信一 (みかみ しんいち)

明青学園中等部の数学教師。黒柳監督退任後の野球部監督代行。野球のルールも知らない素人。
パンチ

『MIX』に登場する立花家の愛犬。
集団・組織
明青学園 (めいせいがくえん)
『MIX』の主人公たちが通う東京の私立中高一貫校。かつて甲子園で優勝した高等部野球部は『タッチ』の時代以降は低迷。中等部野球部も20年近く、都大会ブロック大会で敗退していたが、主人公たちのチームでブロック代表となり、久しぶりの都大会出場を決める。
東秀高校 (とうしゅうがくえん)
『MIX』に登場する強豪校。明青学園との練習試合で序盤で得点を重ね完封勝ちするが、リリーフで登場した立花投馬に後続を抑えられる。
健丈高校 (けんじょうこうこう)
『MIX』に登場する学校。旧須見工業高校には強豪校だったが、その後低迷。現在は復活に向けて取り組んでいる。夏の東東京大会第1回戦で明青学園とぶつかる。
勢南高校 (せいなんこうこう)
『MIX』に登場する高校。野球部はセンバツ優勝の強豪。
場所
ドラゴン
『MIX』に登場するラーメン屋。大山吾郎監督の住居の1階。
書誌情報
MIX 23巻 小学館〈ゲッサン少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2012-10-12発行、 978-4091238672)
第2巻
(2013-03-12発行、 978-4091241207)
第3巻
(2013-08-12発行、 978-4091243935)
第4巻
(2014-01-10発行、 978-4091245939)
第5巻
(2014-06-12発行、 978-4091247599)
第6巻
(2014-12-12発行、 978-4091254900)
第7巻
(2015-06-12発行、 978-4091261496)
第8巻
(2015-12-12発行、 978-4091265999)
第9巻
(2016-06-10発行、 978-4091272393)
第10巻
(2016-12-12発行、 978-4091274687)
第11巻
(2017-06-12発行、 978-4091276292)
第12巻
(2018-02-09発行、 978-4091281555)
第13巻
(2018-08-09発行、 978-4091284785)
第14巻
(2019-02-12発行、 978-4091288585)
第15巻
(2019-08-08発行、 978-4091293664)
第16巻
(2020-02-12発行、 978-4091297099)
第17巻
(2021-02-12発行、 978-4098504510)
第18巻
(2021-12-10発行、 978-4098508259)
第19巻
(2022-07-12発行、 978-4098511914)
第20巻
(2023-02-10発行、 978-4098516025)
第21巻
(2023-09-12発行、 978-4098528189)
第22巻
(2024-05-10発行、 978-4098533152)
第23巻
(2025-02-12発行、 978-4098538539)