キャプテン

キャプテン

野球部のキャプテンに任命された谷口タカオの頑張りと、彼の跡を継いで新たにキャプテンとなる後輩の丸井、五十嵐、近藤、そして墨谷二中ナインの活躍を描く。第22回小学館漫画賞受賞(1976年)。

概要

墨谷二中に転校し野球部に入部した谷口タカオは、転校前の学校が野球の名門・青葉学院だったことで、野球部員たちに名選手だと勘違いされてしまう。実は青葉学院では二軍の補欠だったタカオは、皆の期待を裏切らないように、ひそかに、一生懸命に練習を重ねる。そして新しいチーム体制を決める2年生の3月。タカオを待っていたのは、キャプテンという思いもよらぬ大役だった。

登場人物・キャラクター

墨谷二中野球部キャプテン。ポジションは三塁手。二年生の半ばに青葉学院から墨谷二中に転校してきた。野球部に入部した際、青葉学院のユニフォームを着たために注目を浴び、さらにバッティング練習でまぐれ当たりの... 関連ページ:谷口 タカオ

墨谷二中野球部キャプテン。ポジションは二塁手。谷口タカオの後を受けてキャプテンとなる。タカオがキャプテンに就任した時、一年生の五十嵐にレギュラーを奪われたこともあるが、猛練習の末に再び二塁手として復帰... 関連ページ:丸井

墨谷二中野球部キャプテン。ポジションは二塁手、三塁手、投手。野球の実力は高く、一年生の頃から丸井に代わって二塁手のレギュラーに抜擢されるほど。物怖じしない性格で、上級生相手でもずけずけと物を言う。その... 関連ページ:五十嵐

墨谷二中野球部キャプテン。ポジションは投手と右翼手。関西弁を話す。恵まれた体から繰り出す豪速球が武器でバッティングにも優れる。ただし、バントや守備が苦手で足も遅い。性格は横柄でよく上級生と衝突。特に丸... 関連ページ:近藤 茂一

松下

墨谷二中野球部部員。ポジションは投手。谷口タカオがキャプテンの時のチームのエース。投手としてのレベルは並で、球速はないが打たせて取るピッチングで健闘する。青葉学院戦でもよく粘ったが、後半に青葉打線につかまり、打球を右肩に受けたため五十嵐と交代した。

小山

墨谷二中野球部部員。ポジションは捕手。谷口タカオがキャプテンの時の副キャプテン。新入部員への挨拶がうまくできないタカオに代わって挨拶するなど、キャプテンのサポートに長けた存在でもある。

浅間

墨谷二中野球部部員。ポジションは中堅手。谷口と同期。ボールを追ってフェンスに激突してもへこたれないガッツの持ち主。再試合の青葉学院戦で痛烈なヒットを放つも、疲労で五十嵐が進塁できずアウトになり、得点とはならなかった。

加藤 正男

墨谷二中野球部部員。ポジションは一塁手。丸井と同期。左投げ投手対策として、バッティングピッチャーとしてマウンドに立ったこともある。青葉学院との試合では、延長18回裏の先頭打者となるも、疲労困憊しバットもまともに持てないまま三振に終わる。

高木

墨谷二中野球部部員。ポジションは遊撃手。丸井と同期。2年生ながら打順は1番を任されている。五十嵐がレギュラーとなった当初、練習中に五十嵐に守備についてのクレームをつけられ激昂し、五十嵐を殴りつけたことがある。

遠藤

墨谷二中野球部部員。ポジションは左翼手・中堅手。丸井と同期。打順は8番。眼鏡をかけた地味な印象の選手だが、フェンスを恐れずボールを追う気迫の持ち主で、大飛球をダイビングキャッチした際には、眼鏡よりもボールの行方を気にしている。

島田

墨谷二中野球部部員。ポジションは右翼手。丸井と同期。俊足で、谷口キャプテン時代の青葉学院との試合では、観客からのヤジに動揺を見せた青葉学院のエース・佐野の隙をついてホームスチールを決めている。

久保

墨谷二中野球部部員。ポジションは中堅手。五十嵐の同期。五十嵐キャプテン時代には3番を務めた強打者。江田川中の井口からホームランを打ったこともある。全国大会決勝において、逆転の口火を切る値千金の三塁打を放った。

小室

墨谷二中野球部部員。ポジションは捕手。五十嵐の同期。体格に恵まれ、打者としては5番や6番を任されている。一方、ピッチャーの疲労にまったく気付かなかったり、間を取ることを忘れたりと、キャッチャーとしてはむしろ甘さが目立った。

牧野

墨谷二中野球部部員。ポジションは左翼手・捕手。近藤の同期。近藤キャプテンの時に彼とバッテリーを組み、3番に入っている。副キャプテンで、近藤とレギュラーの選抜方法や一年生の起用を巡って意見が対立したこともある。

曽根

墨谷二中野球部部員。ポジションは遊撃手。近藤と同期。五十嵐キャプテン時代には、出塁率の高いトップバッターとして活躍した。近藤キャプテン時代には6番を打ち、負傷退場した牧野に代わってキャッチャーを務めたりしている。

佐藤

墨谷二中野球部部員。ポジションは一塁手。近藤の同期。2年生の時からレギュラーとして活躍した。近藤キャプテンの時も、数少ない3年生レギュラーの一人に入っている。インコース打ちが得意。

五十嵐 慎二

墨谷二中野球部部員。ポジションは二塁手・三塁手。五十嵐の2歳下の弟。兄同様、優れた野球センスを持っており、1年の時からレギュラーとして活躍している。無愛想な兄とは違って、人とのコミュニケーション能力も高く、先輩にも可愛がられている。

松尾 直樹

墨谷二中野球部部員。ポジションは右翼手・三塁手・二塁手。五十嵐がキャプテンの時の一年生。練習中に頭部に大怪我をしてしまい、それがきっかけで墨谷二中は選抜大会の出場辞退を余儀なくされる。一度、レギュラーから外されてしまうが、努力の結果、取り戻している。

佐々木

墨谷二中野球部部員。ポジションは投手。近藤がキャプテンの時の一年生。「JOY」と書かれたTシャツを着ていたことがあだ名の由来。野球センスに優れ、南ヶ浜中戦では、公式戦初打席にもかかわらずサヨナラ安打を放っている。また、富戸中戦では、退場した近藤の後を受けてマウンドに上がっている。

佐野

青葉学院野球部部員。ポジションは投手。左投げ。小柄な体格ではあるが、かなりの快速球を武器としている。谷口、丸井のキャプテン時代に、2年間に渡り青葉学院のエースとして、墨谷二中の前に立ちはだかった。

井口 源次

江田川中野球部部員。ポジションは投手。五十嵐と同年代。恵まれた体格から繰り出す豪速球が武器。一年生で墨谷二中と対戦した時は左打者に弱いという点をつかれて敗北したが、その後、弱点を克服し、さらに強力な変化球を身に付けて墨谷二中と再び相まみえる。

谷口タカオの父

墨谷二中野球部]部員・谷口タカオの父親。職業は大工。江戸っ子気質あふれる職人で、タカオの良き理解者。野球部に入部したものの部員に勘違いされて辛いと落ち込むタカオを叱咤激励、自ら特訓用マシンを作ってタカオの猛特訓に付き合った。

吉岡 章二

墨谷二中の校長。野球部のハードすぎる練習が問題になった時、五十嵐に助言を与えた。松尾が怪我した際には春の選抜大会の出場辞退を勧告するも、夏の大会出場に向けては協力を惜しまなかった。

松尾の母

墨谷二中野球部部員・松尾の母親。学業優先がモットーで、五十嵐の計画したハードな練習スケジュールが気に入らず、息子だけ練習から除外させた。結果的に松尾はレギュラーから外されるが、そのことも快く思っていない。保護者会では、先頭に立って野球部を非難していた。

近藤の父

墨谷二中野球部部員・近藤の父親。職業は運送業。かつて甲子園出場経験およびノンプロでの野球経験がある。野球部が保護者会で槍玉に挙がった時は、率先して野球部を擁護した。近藤がキャプテンになると、彼を陰で支えたほか、選手をマイクロバスで送迎するなどのサポートも行っている。

青葉学院部長

名門・青葉学院の部長として野球部の指揮を執った。サングラスがトレードマーク。勝ちにこだわるところがあり、格下の墨谷二中に対して強引な作戦をとり、味方の観客に野次られている。かつて在籍していた谷口タカオのことはすっかり忘れていた。

集団・組織

墨谷二中野球部

『キャプテン』に登場する中学校の野球部。谷口タカオらが在籍。以前は地区予選すら通過できない弱小チームだったが、谷口タカオがキャプテンに就任してからは、厳しい練習で実力をつけ、名門・青葉学院と接戦を演じ... 関連ページ:墨谷二中野球部

青葉学院野球部

『キャプテン』に登場する中学校の野球部。全国大会の常連で、広い寮や専用の球場を持つ。選手層も厚く、予選大会は2軍メンバーで事足りてしまうほどである。谷口、丸井キャプテン時代は地区予選決勝の相手として死闘を繰り広げた。五十嵐キャプテン時代は井口の率いる江田川中に敗れている。

金成中野球部

『キャプテン』に登場する中学校の野球部。地区の強豪校の一つ。マネージャーによるデータ野球で、地区予選では谷口キャプテン率いる墨谷二中を苦しめるも、墨谷二中ナインがデータ以上の力を発揮し始めたことで敗北... 関連ページ:金成中野球部

江田川中野球部

『キャプテン』に登場する中学校の野球部。谷口キャプテンの時代に地区予選で対戦する。豪腕投手・井口の活躍で墨谷二中ナインを苦しめるも、弱点をつかれ敗退。井口が3年生の時には、地区予選で青葉学院を破るほどの強豪校になった。

アニメ

キャプテン(1980年版)

野球の名門校・青葉学院から墨谷二中に転校してきた谷口タカオは、野球部から青葉学院のレギュラー選手だったと誤解されてしまう。実際には二軍の補欠に過ぎなかった谷口だが、その期待に応えるべく厳しい練習を重ね... 関連ページ:キャプテン(1980年版)

キャプテン(1983年版)

野球の名門校・青葉学院から墨谷二中に転校してきた谷口タカオは、野球部から青葉学院のレギュラー選手だったと誤解されてしまう。実際には二軍の補欠に過ぎなかった谷口だが、その期待に応えるべく厳しい練習を重ね... 関連ページ:キャプテン(1983年版)

書誌情報

キャプテン 全15巻 〈集英社文庫 コミック版〉 完結

第1巻

(1995年8月発行、 978-4086170611)

第2巻

(1995年8月発行、 978-4086170628)

第3巻

(1995年10月発行、 978-4086170635)

第4巻

(1995年10月発行、 978-4086170642)

第5巻

(1995年11月発行、 978-4086170659)

第6巻

(1995年11月発行、 978-4086170666)

第7巻

(1995年12月発行、 978-4086170673)

第8巻

(1995年12月発行、 978-4086170680)

第9巻

(1996年1月発行、 978-4086170697)

第10巻

(1996年1月発行、 978-4086170703)

第11巻

(1996年2月発行、 978-4086170710)

第12巻

(1996年2月発行、 978-4086170727)

第13巻

(1996年3月発行、 978-4086170734)

第14巻

(1996年3月発行、 978-4086170741)

第15巻

(1996年3月発行、 978-4086170758)

キャプテン 全18巻 汐文社〈ホーム・コミックス〉 完結

第1巻

(2009年10月発行、 978-4834283983)

第2巻

(2009年10月発行、 978-4834283990)

第3巻

(2009年11月発行、 978-4834284003)

第4巻

(2009年11月発行、 978-4834284010)

第5巻

(2009年12月発行、 978-4834284027)

第6巻

(2009年12月発行、 978-4834284034)

第7巻

(2010年1月発行、 978-4834284041)

第8巻

(2010年1月発行、 978-4834284058)

第9巻

(2010年2月発行、 978-4834284065)

第10巻

(2010年2月発行、 978-4834284072)

第11巻

(2010年3月発行、 978-4834284089)

第12巻

(2010年3月発行、 978-4834284096)

第13巻

(2010年4月発行、 978-4834284119)

第14巻

(2010年4月発行、 978-4834284126)

第15巻

(2010年4月発行、 978-4834284164)

第16巻

(2010年4月発行、 978-4834284171)

第17巻

(2010年6月発行、 978-4834284188)

第18巻

(2010年6月発行、 978-4834284195)

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