後藤 賢豊

後藤 賢豊

淡海乃海 水面が揺れる時(漫画)の登場キャラクター。読みは「ごとう かたとよ」。別称、後藤 但馬守 賢豊。

登場作品
淡海乃海 水面が揺れる時(漫画)
正式名称
後藤 賢豊
ふりがな
ごとう かたとよ
別称
後藤 但馬守 賢豊
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概要

六角家の有力な家臣である六角六人衆の一つ、後藤家の当主を務める男性。仮名や官名を含めた名前は「後藤但馬守賢豊」。同じ六角六人衆である進藤賢盛と共に「両藤」と称えられる実力者で、他家に対する調略をはじめ、六角家が行動を起こす際の作戦立案や実行役をよく務めている。「野良田の戦い」で当時、実力を付け始めていた朽木家に手伝い戦をさせるための方便として、六角家が朽木家に不満を抱いているという噂を流すよう考案したのも後藤賢豊だった。しかし、朽木家の当主である朽木基綱と縁戚関係にあった鯰江為定からこの話が漏れたことや、「野良田の戦い」で基綱が功績を挙げたことによって逆利用され、逆に六角家が朽木家に不満を持っていないという言質を引き出される材料にされている。だが、戦から1か月もすると、今度は六角家の立場として褒賞を渡さないと面目にかかわるとして、朽木家に六角家が近江高島郡に持っていた蔵入り地1万石を譲る提案を賢豊自身が基綱のもとを訪れ、告げている。この土地は北近江の浅井領と接する最前線であり、六角家の面目を立てざるを得ない基綱の立場を逆手にとって、朽木家を浅井家と六角家の戦から逃れられないようにする一手だった。このように基綱とは決して仲がよいと言えない関係である一方、六角六人衆の一家である平井家の娘を、六角義賢の義理の娘として娶った際には、進藤賢盛と共に婚礼の場に参列しているなど、六角家の名代として基綱を粗略に扱わない姿勢を示している。六角家が、後継者である六角義治の推し進めた一色家との戦において、不破郡を攻め取ったことが原因で紛争地を抱えてしまい、旧浅井領だった坂田郡をはじめとする国人衆の負担が耐えられないほどに増すと、その代弁者として義賢や義治、六角六人衆の集まった会議の場で不破郡の放棄を提案する。国人衆の負担を解決する一方、六角家や義治の面目を潰すことになるこの提案は後藤賢豊が代弁せずとも、多くの人間が把握していた事柄だったが、このことが原因で義治の恨みを買うこととなる。また、美濃へと逃れた浅井家の忍びである鉢谷衆の施した調略によって義治から、その弟である六角義定へ家督を譲るべきという噂が流れ始めると、同時に国人衆から予期せず支持を集めてしまい、本人が望まない形で反義治の代表的存在に立たされてしまう。このことが原因で、義治が「観音寺崩れ」を引き起こし、父親の義賢や弟の義定を手に掛けた際、賢豊もその凶刃に倒れる結果へとつながっている。実在の人物、後藤賢豊がモデル。

登場作品

淡海乃海 水面が揺れる時 (あふみのうみ みなもがゆれるとき)

イスラーフィールの小説『淡海乃海 水面が揺れる時 ~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~』のコミカライズ作品。現世では昭和生まれで歴史好きの50代のサラリーマンは、ある日、戦国時代の国人領主(こ... 関連ページ:淡海乃海 水面が揺れる時

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