概要・あらすじ
科学では解明できない不思議な事件に立ち向かう、「オカルト団」の活躍を描くオカルト漫画。悪魔憑きや吸血鬼、雪女などが絡む怪奇現象を、5人の少年少女が解決していく。お色気やギャグを交じえた、一話完結型の中・短編が中心だが、「芦屋家の崩壊」など、シリアスな雰囲気のエピソードもある。関連作として、御茶漬海苔によるリメイク『オカルト団D3』がある。
登場人物・キャラクター
天法 支郎 (てんぽう しろう)
心霊探偵・オカルト団の探偵長。クールで天才的な頭脳と知識の持ち主。ずば抜けた行動力の持ち主でもある。服に仕込んだ2本の鞭が武器。
早童 ユリカ (さわらべ ゆりか)
心霊探偵・オカルト団の一員。長髪の美少女。危険が迫ると髪の毛などが逆立つ特異体質の持ち主。
無双 力 (むそう りき)
心霊探偵・オカルト団の一員。女性ながら30人力といわれる筋肉モリモリの巨漢グラマー。重量挙げのトレーニングで力を込めると、衣服が破れて素っ裸になる。
加事屋 甲作 (かじや こうさく)
心霊探偵・オカルト団の一員。乗物から武器に至るまで、何でも作りだしてしまうメカニックの天才。
木鼠 五衛門 (きねずみ ごえもん)
心霊探偵・オカルト団の一員。情報収集のプロフェッショナル。スケベで、のぞき趣味がある。永井豪の漫画『あばしり一家』に登場する悪馬尻五エ門と同じく、永井豪作品にしばしば登場するキャラクターで、実在の漫画家・石川賢をモデルにしている。
天法 素武太 (てんぽう すぶた)
主人公である天法支郎の父。中華料理屋・天法軒を経営しており、2階をオカルト団に貸している。
黒沢 リサ (くろさわ りさ)
豪邸に住む8歳の少女。悪魔に憑りつかれ、ペットの犬を殺したり、ポルターガイスト現象を巻き起こす。オカルト団の滅茶苦茶な悪魔祓いに、タジタジとなる。
番格 カオル (ばんかく かおる)
女番長戸有屋敷という邸宅に出没する幽霊。セーラー服を着ており、一枚、二枚と数を数えながら服を脱いでいく。
ジュリエッタ
動物虐待の呪いで怪物化した家族と一緒に住む金髪の美女。結婚を餌に男性を騙し、家に連れ込んで家族に食べさせている。五衛門を家に連れ込むが、良心の呵責に耐え兼ねて逃がそうとする。
芦屋 緑 (あしや みどり)
芦屋家の長女。呪われた家系である芦屋家と寝たきりの兄を救ってほしいと、オカルト団を訪ねてくる。
芦屋 零 (あしや れい)
芦屋緑の兄。極度の虚弱体質で、生まれたときから一度も自分の足で歩いたことがない。ベッドで寝たきりの生活をしている。
芦屋 羊子 (あしや ようこ)
芦屋緑の継母。緑と10しか歳が違わない若くて美しい女性。五代目・芦屋家当主の血を引いている。
集団・組織
芦屋家 (あしやけ)
『心霊探偵オカルト団』に登場する組織。戦国時代、軍師・芦屋幽斎が主君を裏切って以来、権謀術策を弄して大名や貴族として現代まで続く。幽斎をはじめ、何代かおきに芦屋家の人間に呪いが降りかかる。
オカルト団 (おかるとだん)
『心霊探偵オカルト団』に登場する組織。科学では解明できない心霊現象などを解明する探偵団。天法支郎を探偵長として、無双力、早童ユリカ、加事屋甲作、木鼠五衛門のメンバーからなる。本拠地は、天法支郎の父・素武太が経営する中華料理店天法軒の2階。
クレジット
- 原作
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高円寺 博