概要・あらすじ
東京のど真ん中の交差点で、信号が無茶苦茶に壊れる。そのせいで車は次々と事故を起こし、街は大パニックに。それらはすべて、いたずら虫のカブトンのしわざだった。カブトンは、イタズラ好きな小学生である田中三郎の家に住みつき、さらにイタズラを重ねていく。
登場人物・キャラクター
カブトン
イタズラをする習性を持つ、いたずら虫。空を飛んだり、フウセンガムで人や犬を作りだす魔力を持つ。信号を狂わせて、交通事故を起こすなど、豪快なイタズラが得意。弱点はヒゲで、抜かれると力が出せなくなる。ただし、一晩寝ると、ヒゲは元に戻る。
グリグリ
カブトンの相棒のいたずら虫。ハマグリの貝殻に入っており、ピンチになると貝の口を閉じる。カブトンと違って、他愛のないイタズラが好き。弱点は、一度ひっくり返ると、自力では起き上がれないこと。
田中 三郎 (たなか さぶろう)
小学生。学校一のイタズラ好きで、いつも父親や先生に怒られている。家に住みついたカブトンのイタズラに悩まされるが、カブトンの弱点を知ってからは、逆にやりこめることもある。
三郎の父 (さぶろうのちち)
田中三郎の父親。理髪店店主。イタズラ好きな三郎を厳しく叱る。カブトンたちがやって来てからは、さらなるイタズラに悩むことになる。
つのだじろう
本作の作者自身。スーツにベレー帽を被った漫画家。主に各話のオープニングに登場して、漫画の宣伝をする。
のらネコの部隊長 (のらねこのぶたいちょう)
『怪虫カブトン』に登場する猫。近所の猫たちを束ねる部隊長で、軍人の格好をしている。魚と引き換えに、カブトンたちのイタズラに加担する。
怪獣ちゃん (かいじゅうちゃん)
『怪虫カブトン』に登場するキャラクター。ずんぐりした体型の小さな怪獣。人形をおんぶしている。突然、田中三郎の前に現れて、自分を飼ってくれと頼む。すごく丁寧で礼儀正しく優しい性格。お金を吐き出すという特技を持つ。田中家で大切にされるため、カブトンの嫉妬を買う。