あらすじ
第1巻
絹越もめんは自転車にリードを付け、オガクズを散歩させていた。しかし、オガクズのペースを考えずに全力で自転車をこいだため、引き回されたオガクズは死んでしまう。オガクズの死を嘆き悲しむもめんの前にオガクズの霊が現れ、自らが不死身であることを明かしたうえで、もっとオガクズを大事にして欲しいと説教するのだった。(第1話「絶対に壊れない」。ほか、178エピソード収録)
登場人物・キャラクター
絹越 もめん
かわいらしい女子中学生。年齢は14歳。金髪のショートボブヘアで、つねにセーラー服を着用している。愛らしい容姿ながら、内に引きこもる性格で、お金が大好きという俗物っぽい一面を持つ。親友のオガクズとは仲がよく、いつもいっしょにいる。しかし、事あるごとにオガクズをブン殴ったり、自転車の散歩中に誤って死なせたりするなど、オガクズへの扱いは一様に雑。ラーメンが大好きで人類の誇りとまで考えており、世界一の料理だと思っている。パリピや陽キャにあこがれが強く、彼らの楽し気なSNSの投稿を見ると、被害妄想に陥ってしまう。ホラー映画やお化け屋敷には耐性があるが、人の心だけは唯一怖い。胃腸が非常に弱い。
オガクズ
二足歩行をするうさぎ型のUMA。性別はオス。愛らしい容姿ながら死んで体を失っても、新しい肉体に受肉して蘇る不死身な体質の持ち主。人間の言葉もしゃべる謎の生命体。絹越もめんの大親友で、いつもいっしょにいる。しかし、スイカや液晶パネルで頭を殴られて大出血したり、窒息するまで首を絞められたりするなど、かなり雑な扱いをされている。ただし、オガクズ本人は一向に気にしていない。おがくずが大好きで、おがくずを食べる時は自分だけが食べられるという優越感に浸っている。