概要・あらすじ
男子の心まで惑わせてしまう可愛い男子高校生李良は男子生徒からの熱烈アタックや女子生徒からの妬みに悩まされ、恋愛とは無縁に過ごしていた。ある日、通学電車の中で高校2年生の伊東と初めて出会う。学校で孤立していた伊東が気になり、李良は何かと話しかけるようになる。同級生から恐れられ、人間不信気味の伊東はなかなか李良に心を開かなかったが、次第に2人の距離は縮まるのだった。
登場人物・キャラクター
李良 (りら)
『恋愛は、普通。』の主人公。小柄で天使のように可愛らしい少年で高校1年生。共学の高校に通っているが、まわりの男子生徒はみな李良に夢中。そのため女子生徒からは目の敵にされている。男子生徒からの熱烈アタックや女子生徒からの妬みに悩まされ、恋愛感情にいい印象は持っていない。おっとりとしていてやさしい性格の持ち主。
伊東 (いとう)
『恋愛は、普通。』の登場人物。背が高く長いストレートの黒髪の少女で高校2年生。1年前の夜叉ヶ岳リング事件以来、同学年の生徒たちに恐れられ、本人も不登校になっていた。だが、家で引きこもる姿を恐れた家族から外に行けと言われたため、約1年ぶりに登校するようになった。周囲から孤立していることには慣れていて、むしろ恐れられることに妙なプライドを持っている。 思っていることが自然に口から漏れ出してしまう不思議な特性の持ち主。一人称は「伊東」。李良とは2年生になってからの初登校時に電車の中で出会った。
イベント・出来事
夜叉ヶ岳リング事件 (やしゃがたけりんぐじけん)
『恋愛は、普通。』に登場する過去の事件。李良が入学する1年前、伊東たち1年生は学校の春キャンプで夜叉が岳に来ていた。突然、嵐に襲われ、停電した宿舎の中、前髪が顔に覆いかぶさったままの姿で現れた伊東に、同級生たちはみなパニックに陥ったという。伊東の同級生たちにとっては1年経った今でもそれが根深いトラウマになっている。