恋愛出世絵巻えん×むす

恋愛出世絵巻えん×むす

『オヤマ!菊之助』他で知られる瀬口たかひろの代表作の一つ。巨大なグループ企業「ドラグーン」が世界を支配している現代日本を舞台に、使い走りの日々を送っていた蟻川義介がドラグーン後継者候補に選ばれる。義介が候補者の証(あかし)となるお守りに宿った不思議な力を駆使して、後継者争いに挑む姿を描いた異能力バトル。最初はほのぼのとした雰囲気ながらも、物語が進むにつれてほかの候補者たちが容赦ない手段を取るようになり、残酷で猟奇的な描写が増えていく。秋田書店「週刊少年チャンピオン」2002年31号から2003年42号にかけて掲載の作品。

正式名称
恋愛出世絵巻えん×むす
ふりがな
れんあいしゅっせえまきえんむす
作者
ジャンル
バトル
 
異能力・超能力
レーベル
少年チャンピオン・コミックス(秋田書店)
巻数
全6巻完結
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

蟻川 義介 (ありかわ ぎすけ)

黒髪市立慈州館高校に通う3年の男子。年齢は18歳。小柄な体型で優しい性格の持ち主。学校ではいじめに近い嫌がらせを受けており、使い走りの日々を送っていた。ある日、転校してきたソフィア=ミハイロブナ=モストバーヤから「縁×結」と書かれたお守りを受け取り、義介自身が巨大グループ企業「ドラグーン」の後継者候補の一人だと知る。だが、当初は現実離れしたソフィアの話を信じていなかった。そんな中、ほかの候補者たちからお守りを狙われることが続き、さらにソフィアの身の危険を察知したことで、後継者になるためではなく彼女を守るために彼らと戦う決意を固める。候補者の中では身体能力や頭脳、財力に劣っているため、標的にされることが多い。他人を思いやる誠実さと、これまでにかかわってきた人たちと築いた縁、そして因果律をあやつることができるお守りの力で困難を乗り越えていく。

ソフィア=ミハイロブナ=モストバーヤ

義介に仕えるロシア人のメイド。金髪を腰まで伸ばしている。明朗快活な性格で、誰ともすぐになかよくなれる。周囲からは「ソーニャ」と呼ばれている。身長は約180センチ。世界的なグループ企業「ドラグーン」のメイド養成所の出身で、ドラグーンの後継者候補の証となるお守りを義介に渡すため、義介が通う黒髪市立慈州館高校に転校してきた。お守りを渡したあとは義介の身の回りの世話をするため、義介の家でいっしょに暮らしている。義介に絶対的な信頼を寄せており、健気に尽くしている。ドラグーンのメイドの中ではもっとも低いDグレードで、特殊な能力を持たない汎用タイプ。心臓の一部にリングが嵌(は)められており、主人に対して邪(よこしま)な思いを持つとリングが締まって呼吸困難に陥り、死に至る場合もある。

書誌情報

恋愛出世絵巻えん×むす 全6巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉

第1巻

(2002-11-07発行、 978-4253203418)

第6巻

(2003-12-11発行、 978-4253203463)

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