愛があればいーのだ

愛があればいーのだ

高校生の頃に心を通わせた男女が、3年半後に女優とADという形で再会することから始まる恋愛ドラマ。筆致は穏やかで、主人公の男性の心の揺れを、心理描写を含めて繊細に描き出している。「別冊マーガレット」1992年1月号から7月号にかけて連載された作品。

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愛があればいーのだ
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概要・あらすじ

17歳の時に初めて言葉を交わした水谷由輝藤井寺美津子。映像関係の仕事に就きたいと思っていた由輝と女優志望の美津子は、その3年半後にドラマ撮影の現場で再会することとなる。それ以来、由輝は美津子のことばかり考えるようになるが、美津子は過去の自分は自分ではないと言い放ち、昔のことに触れられるのを嫌がっているように見えた。

心が近づいたと思ったらまた離れ、微妙な距離が縮まらない2人だが、1つの事件をきっかけに、その距離感が変わっていく。

登場人物・キャラクター

水谷 由輝

テレビ局でADを務める21歳の男性。17歳の時、札幌の高校で同じクラスの藤井寺美津子が気になっていた。それから美津子とは恋人未満の微妙な関係を続けていたが、高校3年になって美津子が女優になると言って東京に転校して以来、会っていなかった。しかし3年半が経ち、テレビ局のバラエティ班からドラマ班へ一時的に異動した時、売れっ子女優となった美津子と再会する。 過去のことに触れられたくない美津子とは一定の距離を保ちながら、美津子のことを常に気にかけていた。美津子のスキャンダルが発覚した際、美津子が彼の自宅を訪れたことをきっかけに、美津子との距離を縮めようとする。

藤井寺 美津子

ドラマやCMに引っ張りだこの21歳の売れっ子女優。芸名は「藤谷弥子」。札幌の高校に通っていた17歳の時は、控えめで暗いとも言われる内気な少女だった。しかし水谷由輝に声をかけられ、親しくなるうちにどんどん明るく綺麗になっていく。当時から女優志望であり、高校3年生になった時、東京のタレント養成学校に所属するために転校した。 それから3年半が経って由輝と再会。その時には過去の自分を捨てたと言い切り、由輝とも微妙な距離を保とうとする。実はドラマのプロデューサーの中村と不倫関係にあり、それが発覚して、すべての仕事がキャンセルになった。これをきっかけに、由輝のもとを訪れる。

吉田 るみ

水谷由輝の住むアパートの隣人の女性。童顔だが、由輝よりは年上。恋人からDVを受けており、体中にあざを作っている。あるきっかけで由輝の部屋を訪ねてから、何かと彼の部屋に出入りするようになる。そして由輝との関係を深めていくが、藤井寺美津子のことを気にかけている由輝を見て、恋人関係に発展することをためらう。ある日、由輝が知らない間に引越しをして、姿を消した。

永田

水谷由輝が勤めるテレビ局の先輩の男性。バラエティを担当している。地方出身者で方言を話す。業界では女にだらしないと噂が立っている。番組で関わった女性タレントなどから、よく声をかけられているが、実は単に女性にモテるだけ。彼が担当する素人参加番組に出演することになったことをきっかけに、吉田るみと顔見知りとなる。

マネージャー

藤井寺美津子の女性マネージャー。水谷由輝に対して、これからも美津子のいい友人でいてほしいと頼むなど、かいがいしく美津子の面倒を見て気にかけている。美津子のスキャンダル発覚後、姿を消した美津子を探すために奔走する。

中村

ドラマのプロデューサーを務める男性。藤井寺美津子をドラマの主役に推したとされている。実は美津子と不倫関係にあり、妻はそれがもとでノイローゼとなり、入院に追い込まれた。このスキャンダルが発覚したため、美津子はすべての仕事を失い、姿を消すこととなる。

水谷由輝と藤井寺美津子が通っていた札幌の高校で同じクラスだった男性。現在も札幌に在住している。リーゼントの髪型が特徴。時々由輝の家に電話をかけて留守番メッセージを入れるなど、由輝のことを気にかけている。由輝の母とも顔見知りで、街で会った時に由輝の近況を報告する。

浜田

水谷由輝と藤井寺美津子が通っていた札幌の高校で同じクラスだった男性。当時は黄色い頭をしていて、美津子の記憶にも残っていた。現在も札幌に在住しており、晴と一緒に東京に遊びに来た際に、由輝と美津子に再会する。美津子のスキャンダルについて、由輝に探りを入れる。

由輝の母

水谷由輝の母親。なかなか実家に帰ってこない由輝を気にかけ、頻繁に彼の電話に留守番メッセージを残している。そのメッセージには周囲の近況なども吹き込むなど、かなりのおしゃべり好き。由輝があるきっかけで着ぐるみを着てテレビ出演した際には、ツッコミのメッセージも入れていた。

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