女性の胸を揉んで邪霊を払う「揉み払い師」
邪霊と呼ばれる強い未練を残した霊が存在する世界を舞台にしている。邪霊は若い女性の胸元を巣として体と精神を乗っ取り、多くの災いをもたらす邪悪な存在として恐れられている。そんな邪霊を払って彼女たちを鎮めているのが、揉み払い師を生業とする特別な力を持った十文字小波と十文字小影。女性の胸をあらわにしたあと、揉み払い師しか使えない独自の破廉恥な技を駆使して邪霊を払う姿が、セクシー描写を交えながら展開される。
邪霊に因縁のある揉み払い師の兄妹
揉み払い師を生業としている小波と小影は実の兄妹で、両親を邪霊が原因で起こった火事によって亡くしている。小波は過去の記憶を失っており、小影からは火事のショックが原因だといわれている。彼女は邪霊に触れる特殊な体質の持ち主で、小影のサポート役を務めている。一方の小影は、実際に女性の胸元に巣くう邪霊を払うことのできる特殊能力の持ち主。若い女性の乳首だけをつまんで一時的に邪霊の動きを止める「菊白摘まみ揉み(きくしろつまみもみ)」や、邪霊を完全に払う「八陣邪天揉み(はちじんじゃてんもみ)」など、さまざまな技を習得しており、取りつかれた相手や邪霊によって使い分けている。
邪霊に取りつかれた訳ありの女性たち
邪霊は強い未練を残して死んだ霊が、その未練を受け入れてくれる若い女性の胸を巣とする存在。そんなさまざまな事情を抱えた女性たちが、小波と小影の前に現れる。たとえば青山葉月は突然彼氏にフラれ、傷心状態のところを邪霊に取りつかれる。また、友達を亡くしたばかりの折原凪紗や、プロバイオリニスト志望で強いプレッシャーを抱えている小島琴美など、さまざまなタイプの女性が登場し、小影に胸を揉みしだかれて邪霊が払われていく。なお、払われる側の女性は強い快感を覚え、胸部をあらわにされて思わず破廉恥な声が漏れてしまう。
登場人物・キャラクター
十文字 小波 (じゅうもんじ こなみ)
揉み払い師の家系に生まれた少女。年齢は15歳。火事で両親を亡くしたショックで過去の記憶を失っている。兄の十文字小影のこともよく覚えていないが、彼を慕っている。小影と共に邪霊に取りつかれた若い女性を鎮めるため、全国を巡る旅に出ている。小影のように邪霊を払う能力はないものの、邪霊に触れることができる能力を持つ。感情豊かな明るい性格で、コミュニケーション能力に欠ける小影のフォロー役に回ることが多い。かわいらしい容姿ながら、十文字小波自身は背が低く胸が小さいことにコンプレックスを抱えている。邪霊の匂いを嗅ぎつける能力を持つ「ナポレオン」という名の犬を従えている。
十文字 小影 (じゅうもんじ こかげ)
揉み払い師の家系に生まれた少年。年齢は17歳。邪霊が原因で起こった火事で両親を亡くしており、そのショックから記憶を失った妹の十文字小波の保護者役でもある。小波と共に邪霊に取りつかれた若い女性を鎮めるため、全国を巡る旅に出ている。邪霊を完全に払うことのできる「菊白摘まみ揉み」などさまざまなユニークな技を会得しており、取りつかれた相手や邪霊によって巧みに使い分けている。喜怒哀楽を表に出すのが苦手で、コミュニケーション能力が非常に低い。そのため、邪霊に取りつかれた女性への説明役は小波に任せている。
書誌情報
揉み払い師 全3巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2011-06-17発行、 978-4091230232)
第2巻
(2011-11-18発行、 978-4091234254)
第3巻
(2012-03-16発行、 978-4091235664)