早朝始発の殺風景

早朝始発の殺風景

青崎有吾による同名小説をコミカライズした短編集。始発電車、観覧車のゴンドラなどの密室が舞台。早朝始発電車でばったり出くわしたクラスメイトの男女が、お互いの思惑を探り合う表題作『早朝始発の殺風景』、仲良し女子高生三人組に生まれた食い違いを描いた『メロンソーダ・ファクトリー』、部活の引退記念でなぜか男同士で観覧車に乗ることになった二人を描く『夢の国には観覧車がない』、両親の離婚で離れて暮らす兄妹が、捨て猫を巡って口論になる『捨て猫と兄妹喧嘩』、卒業式に病欠した女子生徒と彼女を訪ねたクラス委員がぎこちない時間を過ごす『三月四日、午後二時半の密室』の5編に描き下ろしのエピローグを収録。場面転換のないワンシチュエーションで描かれる、高校生たちの不器用な人間関係と、その背後に隠された謎を描いた青春密室劇。集英社「となりのヤングジャンプ」にて、2022年7月1日から11月18日まで連載。原作小説はWOWOWにて連続ドラマ化され、2022年11月4日から12月9日まで放送された。

正式名称
早朝始発の殺風景
ふりがな
そうちょうしはつのさっぷうけい
原作者
青崎 有吾
漫画
ジャンル
推理・ミステリー
 
青春
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

加藤木 (かとうぎ)

男子高校生。映画研究部の部長。臆病であることを自称し、なるべく悪いことはしないようにしている。ある日の朝、下りの始発電車に乗ったところ、あまり仲が良くないクラスメイトの殺風景と出会う。10日間連続で同じ電車に乗っている殺風景に、始発に乗ってきた理由を探られる。

殺風景 (さっぷうけい)

女子高生。加藤木のクラスメイト。口数が少なくクールな印象がある女子。友達が少なく加藤木とも仲は良くない。連休終了後10日連続で始発電車に乗っているが、初めて加藤木と会ったためその理由を知りたがる。観察力と論理的思考に優れ、鋭い推理を展開する。

クレジット

原作

青崎 有吾

書誌情報

早朝始発の殺風景 上 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉

(2022-11-17発行、978-4088924984)

早朝始発の殺風景 下 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉

(2022-11-17発行、978-4088924991)

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