月の子 ‐MOON CHILD-

月の子 ‐MOON CHILD-

童話『人魚姫』をモチーフとしたSFファンタジー作品。地球を産卵の地とする異種族・人魚と人間の青年との、地球の運命を左右する恋を描く。

正式名称
月の子 ‐MOON CHILD-
作者
ジャンル
SF一般
レーベル
白泉社文庫(白泉社)
巻数
全8巻
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概要

舞台は1985年のニューヨーク。売れないダンサーアート・ガイルは、交通事故をきっかけに記憶喪失の少年との共同生活を始めることになった。ジミーと名付けられた少年は、素直だがどこか浮世離れしており、たびたびアートを困惑させる。さらに、ジミーの周囲では不可思議な幻覚に襲われる者が出始めた。実はジミーの正体は人魚であり、いずれは女性となって伴侶の卵を産む運命にあった。

登場人物・キャラクター

ジミー

アート・ガイルが起こした交通事故により記憶を失った少年。実は人魚族と人間との間に生まれた三つ子のひとりで、いずれは女性化する運命にある。同居生活を続けるうちにアートに恋するようになっていく。本来の名前はベンジャミン。

アート・ガイル

かつては「天才」ともてはやされたダンサーだったが、現在は仕事に恵まれず、不遇な日々を送る男性。ジミーと暮らし始めたことで、運が向き始める。ジミーが女性化した姿を目にするが、それがジミーであることには気付かなかった。

ホリー

落ちぶれたアート・ガイルと別れた元恋人。気まぐれにも近い利己的な感情から、再びアートに近づく。ジミーが実は女性であることをいち早く察していた。

ショナ

繁殖のため、長い宇宙の旅を経て地球にたどり着いた人魚族の男性。夢に出てくる美しい女性に心を奪われている。その女性はジミーの母であるセイラにも、女性化したジミーにも見える描かれ方をしている。

ティルト

人魚族と人間との間に生まれた三つ子のひとりで、ジミーことベンジャミンを守る立場にある。しかし、実はジミーを嫌っており、もうひとりの兄弟であるセツに心を寄せている。

セツ

人魚族と人間との間に生まれた三つ子のひとりで、ジミーことベンジャミンのスペアのような存在。体が弱く、汚染された地球の環境に耐えられず死亡してしまうが、ティルトと取引した魔女の力により復活。女性化を果たし、ショナを愛するようになる。

セイラ

人間と結ばれ、ジミー=ベンジャミン、ティルト、セツを生んだ人魚の女性。すでに故人だが、彼女と人間との恋が人魚族に大きな災厄をもたらしたため、同族から忌み嫌われる存在となっている。

グラン・マ

人魚族の長老的立場にある女性。未来視の能力を持ち、その予見により「セイラの子供が一族に再び危機をもたらすこと」、「ショナとベンジャミンが結ばれなけば地球が死の星になること」を告げる。

ノエラ

伴侶を得て卵を産みたいと願っている人魚族の女性。ショナと出会い、彼に魅かれていく。

ギル・オウエン

世界でも有数の財団を実質的に支配しているオウエン家の後継者。ティルトによってその体を乗っ取られてしまう。

リタ

霊能力を持つ女性。ティルトに乗っ取られかけていたギル・オウエンに助けを求められたことで、ギルの側近となる。しかし、完全にティルトとなったギルに利用され続ける。

アルテム・ザイコフ

アート・ガイルの異母兄弟であるソビエトのバレエ・ダンサー。ふたりの父が精神に異常を来し、アルテムの母親を殺そうとしたことをアートに告げる。

魔女

地球の海に棲むという謎の存在。様々な代償を引き換えに人魚の望みを叶えるという。

集団・組織

人魚

『月の子 ‐MOON CHILD-』に登場する異種族。見た目は人間と変わらないが、生身で宇宙を回遊することができ、他者に幻覚を見せるなどの超能力を持つ。繁殖期を迎えると、生誕の地である地球へと戻り、伴侶を得て産卵する。また、人魚の寿命は数百年にも及ぶが、産卵を終えた人魚は例外なく死亡してしまう。

書誌情報

月の子 全8巻 白泉社〈白泉社文庫〉 完結

第1巻

(1998年6月発行、 978-4592883418)

第2巻

(1998年6月発行、 978-4592883425)

第3巻

(1998年9月発行、 978-4592883432)

第4巻

(1998年9月発行、 978-4592883449)

第5巻

(1998年12月発行、 978-4592883456)

第6巻

(1998年12月発行、 978-4592883463)

第7巻

(1999年3月発行、 978-4592883470)

第8巻

(1999年3月発行、 978-4592883487)

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