概要・あらすじ
西暦2025年。若きロボット学者・不動勇希は、ロボット産業最大手のメンドール社に招かれて、アメリカのニューワールド市にいた。メンドール社の迎えだという日本の国防庁の軍人・白縫翼に案内されて着いた先は、世界一の軍需企業ル・ファール社だった。そこで勇希は、南極で発見されたという、2万年前の「悪魔の壁画」と「悪魔の鎧」を見せられる。
壁画には超古代の戦争が描かれており、鎧は超古代文明が産んだロボットだった。壁画と鎧に魅せられた勇希は、超古代文明の研究にのめり込んでいく。
登場人物・キャラクター
不動 勇希 (ふどう ゆうき)
若きロボット学者。ロボット開発会社「ロボドリーム」を経営するが、経営状況は思わしくなく倒産の危機にある。自分の技術を軍事利用されることを嫌う平和主義者。しかし、「悪魔の鎧」に魅せられてからは、例え軍事兵器の開発に協力することになろうとも、鎧の謎を解明したいと強く願うようになる。 「悪魔の鎧」と合体し支配された同僚を救うため、アモンの鎧と合体する。永井豪の漫画『デビルマン』の主人公・不動明がモチーフと思われる。
不動 美紀 (ふどう みき)
不動勇希の妻。危険な現場にも乗り込み、果敢に報道する人気テレビレポーター。永井豪の漫画『デビルマン』の登場人物・牧村美樹がモチーフと思われる。
白縫 翼 (しらぬい つばさ)
日本の国防庁戦略司令部に所属する軍人。不動勇希の身辺警護の任務に就く。活発な若い娘で、勇希に好意を持つ。修復されたシレーヌの鎧に呼ばれて鎧と合体する。
竜 アスカ (りょう あすか)
世界最大の軍需企業ル・ファール社の大株主。世界第3位のIT企業ビーム・ロードのCEOでもあり、竜大路アスカを名乗る。ハーフで金髪、両性具有。不動勇希とは同級生で、ハーフを理由にいじめられていた自分をかばってくれた勇希に好意を持つ。世界中で戦争が起こる時代を生き抜くためには絶対的な力が必要であると主張する。 ル・ファール社を動かし、勇希を悪魔の鎧の研究に引きずり込んだ張本人。永井豪の漫画『デビルマン』の登場人物・飛鳥了がモチーフと思われる。