概要・あらすじ
母の伝言に従い、従妹である稗田三姉妹が住む広島県三次市に引っ越して来た高校生の天津忠尋。だが、その駅に着いて早々、正体不明の化物に襲われる。審神者であるが故に正体不明の化物や山の民たちにその身を狙われる運命。
そして、稲生神社に住む巫女3姉妹とその友人たちに助けられるだけの境遇。そんな自分に苛立ちながらも、天津忠尋はやがて国の存亡に関わる戦いに巻き込まれていく。
登場人物・キャラクター
天津 忠尋 (あまつ ただひろ)
霞杉高校に通う高校1年生。幼少の頃住んでいた広島県三次市に引っ越してきた。母方の実家であり、同級生の従姉妹稗田柚子が住む稲生神社に居候することになる。代々審神者の能力を受け継ぐ天津一族の末裔であり、そのため、乱裁道宗にその身を狙われている。
稗田 珠 (ひえだ たま)
稗田3姉妹の末娘。稗田家の家事をこなす。 小学生ながら、巫女委員会の特別顧問として指導もしている。
巫女委員会 (みこいいんかい)
『朝霧の巫女』に登場する組織。天津忠尋を狙い学校にも現れ出した物の怪たちを、生徒たちに自主的に対処させようと稗田倉子が作った妖異調伏専門委員会。稗田柚子以外の者は経験がなく、稗田倉子が指導した。
力石 征子 (りきいし せいこ)
稗田柚子の中学時代からの親友。巫女委員会のひとり。稗田柚子に恋のアドバイスをすることもあるが、天津忠尋、楠木正志を含めた三角関係の修羅場にもどこか期待しているようだ。
熊沢 菊里 (くまざわ くくり)
天津忠尋が通う霞彩高校へ転向してきた少女。おとなしくて、おっちょこちょいな面もあり、当初は稗田柚子の新たな友人だった。その正体は乱裁道宗の妹で、山の民最後の朝霧の巫女。
岬原 いずみ (みさきばら いずみ)
オカルトや超常現象が大好きで巫女委員会に立候補した。
稗田 倉子 (ひえだ くらこ)
稗田3姉妹の長女。稲生神社の宮司代理。県立霞杉高校の教師でもある。
こま
陰ながら天津忠尋を見守っている猫又の妖。本人には黙っているが天津忠尋の祖母にあたる。
稗田 柚子 (ひえだ ゆず)
稗田3姉妹の次女。天津忠尋の従姉妹で同級生。幼い頃から天津忠尋に恋心を抱いている。
楠木 正志 (くすのき まさし)
『朝霧の巫女』の登場人。天津忠尋のクラスメイト。天津忠尋とは仲が良いが、稗田柚子とは何故か仲が悪い。その正体は乱裁道宗。古くから天津一族に干渉している山の民。その使命の為に天津忠尋に近づいていくが、逆に情が生まれていく。 天狗の面を付け、古刀を振るう。
百合草 千佳 (ゆりくさ ちか)
稗田柚子と同じ中学出身。巫女委員会に立候補した理由は謎。小柄で可愛らしいが、かなりの毒舌。
御堂志津歌 (みどう しづか)
一般庶民とはちょっと違う感覚を持ったお嬢様。稗田柚子の戦いを見て、その野性味溢れるパワーに憧れて巫女委員会に入る。
その他キーワード
審神者 (さにわ)
『朝霧の巫女』に登場するワード。神や霊魂をおろす場で依り代に対座し、おりてきた神の真偽や正体を見極めたり判定する者。
クレジット
原作
朝霧の巫女 (あさぎりのみこ)
天津忠尋は、従妹である稗田柚子ら姉妹が住む広島県三次市に引っ越して来る。その日から仮面の男や妖怪に襲われる日々が始まり、やがて日本を巻き込む、自分達の存亡を賭けた戦いを描いた伝奇漫画。物語には日本神話... 関連ページ:朝霧の巫女