ブレイクブレイド

ブレイクブレイド

吉永裕ノ介原作の同名漫画『ブレイクブレイド』をアニメ化。2010年から2011年にかけて劇場公開された同名アニメ作品を全12話に再編集し、さらに新作シーンを追加してテレビ放映された作品である。なお、ロボットの戦闘シーンは近年のロボットアニメで多用されるCGではなく、全て手書きで製作されており、他にはない重厚な戦闘シーンを表現している。

正式名称
ブレイクブレイド
ふりがな
ぶれいくぶれいど
原作者
制作
Production I.G、XEBEC
放送期間
2014年4月6日 〜 2014年6月22日
放送局
TOKYO MX
話数
12話
ジャンル
ロボット
 
その他SF・ファンタジー
 
ファンタジー
 
戦争
関連商品
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概要・あらすじ

石油などの化石燃料が採れないクルゾン大陸の中央、クリシュナ王国の辺境で暮らし、誰もが持っている「魔力」を持たないが故に「能無し」として差別されてきたライガット・アローは、士官学校時代の親友であるクリシュナ国王のホズルから王都に召喚される。

そこでホズルと、同じく親友のシギュン・エルステルから、隣国の軍事大国、アテネス連邦から領土侵犯を受けている事、その前線部隊を指揮しているのが、もう一人の親友であるゼスである事を聞かされる。

動揺して帰ろうとするライガット・アローホズルは引き留め、郊外にある石英採掘場に案内する。

そこには石英に包まれて静かに眠る、古代巨兵(アンダーゴゥレム)の姿があった。

登場人物・キャラクター

ライガット・アロー

クリシュナ王国出身。100万人に1人の確率で生まれると言われる、魔力をまったく持たない「魔力無者(アン・ソーサラー)」であり、そのため周囲から「能無し」と呼ばれ差別されて生きてきた、平民出身の25歳の男性。 明るく情け深い、争いを好まない性格。普段は軽い言動が多く、お調子者と見られることも多い。しかし、その明るさは子供の頃から「能無し」として蔑まれてきた現状への唯一の抵抗であり、あえてお調子者を気取って精神の安定を図っている面もある。 また、魔力を持たない事はもちろん、抜きん出た技術や知識も持ち合わせていないことから、自虐的な程自己評価が低い。 普通の人間では動かすことができなかった、古代巨兵(アンダーゴゥレム)のデルフィングを動かすことができる唯一の人間。結果的に戦争に巻き込まれ、思い悩んだ末にクリシュナ軍に入隊し、バルド将軍旗下の二等重騎士としてデルフィングの搭乗士となる。 隣国のアッサム王国にあったアッサム国立士官学校出身。学生時代からシギュン・エルステル、ホズル、ゼスとは親友同士であり、「問題児4人衆」とも呼ばれていた。 学生時代のあだ名は「追試王」。また、唯一軍事大国総司令官の弟であるゼスと一国の皇太子であるホズルの喧嘩を仲裁する事が出来た存在であった。

アッサム王国

『ブレイクブレイド』に登場する舞台の1つ。クルゾン大陸の中央に位置し、クリシュナ王国の隣国。首都はティブガル。長らく中立の立場だったが、クーデターにより内乱が勃発。それによりアテネス連邦とオーランドの武力介入を許し、結果的にアッサム王国はアテネス連邦に併合される。 なお、併合される前のアッサム王国にあったアッサム国立士官学校はライガット・アロー、シギュン・エルステル、ホズル、ゼスの母校であるが、併合に伴い現在は廃校になっている。

ボルキュス・デュッセンルドルフ

アテネス連邦出身。クリシュナ討伐軍の全軍を率いる、左眼の眼帯が特徴的な45歳の将軍。戦争の天才と呼ばれ、数々の戦場で華々しい勝利を上げる戦略家であると同時に、専用の魔道巨兵(ゴゥレム)「ヒュケリオン」を卓越した操縦技術をもって操り最前線で戦うなど、魔道戦士としての能力も高く、部下からの信頼も厚い。 しかし、ギリギリの攻防に快楽を求めるなど戦闘狂の一面がある。 また、華々しい戦歴の裏には、勝利のためなら非人道的な行為も平気で使うという、普段の落ち着いた物腰からは想像できないほどの残虐性を持つ。 過去の戦闘での残虐行為により一時的に更迭されていたが、クリシュナ王国との国境での戦闘が敗戦濃厚になったため、クリシュナ討伐軍の全権委譲を受けて前線への復帰を果たす。 学生時代の同期で現在も親交があるロキス書記長からは信用、重用されている。

クレオ・サーブラフ

アテネス連邦出身。ワルキウレス部隊に所属する12歳の女性隊員で、かつて名門と言われたサーブラフ家の一人娘。学生時代の成績は落第寸前で、現在もおっとりした性格からトロいと言われ続けている。 しかし、魔道巨兵(ゴゥレム)の扱いに関してはゼスを上回る程の才能を秘めており、その才能を見抜いたゼスが自身のワルキウレス部隊に抜擢する。クリシュナ王国からの撤退戦では、ライガット・アローのデルフィングに倒されたゼスを救出するため自ら囮となり、驚異的な接近戦でデルフィングと追撃隊を翻弄、ゼスたちが撤退する時間を稼ぐものの、バルド将軍に敗れて捕虜となる。 その後、シギュン・エルステルの配慮で投獄や拷問などの措置は取られず、彼女の部屋で軟禁生活を送ることになる。 12歳にしてかなりの巨乳。 特技は豆料理と魔道巨兵(ゴゥレム)の長時間稼動。

魔道戦士

『ブレイクブレイド』に登場する、魔道巨兵(ゴゥレム)の操縦士の総称。なお、魔道戦士の中でも、大きな魔力が必要となる魔道巨兵(ゴゥレム)用のプレスガンを使える魔道戦士が高位、使えない魔道戦士が下位と分類されている。

アルガス・ルイビル・デ・ベッツバーグ

アテネス連邦出身。ワルキウレス部隊に所属する隊員で34歳。開発当初からテスト搭乗士としてエルテーミスに携わっていた。クリシュナ王国からの撤退戦ではしんがりを務め、接近するデルフィングをいち早く発見するものの、多重装甲を装備したデルフィングの突進を受けた事により戦死する。

バルド・ジ・アラン・アルヴァトロス

クリシュナ王国出身。クリシュナ王国の双璧と謳われる二大将軍の一人。常にサングラスを着用し、オールバックの銀髪が特徴。自身も高位の魔道戦士として魔道巨兵(ゴゥレム)に搭乗して陣頭指揮を執るクリシュナの名将。 やや慎重な性格ながら指揮能力、判断能力、状況把握能力など、将軍としての能力は非常に高く、また状況による臨機応変な対処など柔軟な思考も持ち合わせている。 しかし直情的な性格のため、損な役回りや大胆な行動に出ることもある。ライガット・アローを常に気にかけており、悩むライガット・アローに助言や苦言などを与えている。 ミレニム部隊に配属されたジルグ・ジ・レド・レ・アルヴァトロスは一人息子だが、親子仲はあまり良くない。

ナルヴィ・ストライズ

クリシュナ王国出身。ドラウプニル重騎士団の特別戦術顧問で上等重騎士。平民出身の24歳の女性。ポニーテールにまとめた長く黒い髪と褐色の肌が特徴。兄のナイル・ストライズとともにトゥル将軍の妻が運営する孤児院の出身。 若いながら数々の戦功を持ち、優秀な魔道戦士として軍内部での評価は高い。美人でスタイルもいいが、性格は男勝りで感情的。 少し口が悪いので、色恋沙汰には縁遠く、軍事的な発想で白黒をはっきりさせる傾向がある。後にライガット・アローとデルフィングを中核として編成された、国王直属の独立遊撃隊である第一独立戦隊、通称「ミレニル部隊」の隊長に任命されることになる。

ヒュケリオン

『ブレイクブレイド』に登場する魔道巨兵(ゴゥレム)の一種。アテネス連邦が開発したボルキュス将軍専用の重量級魔道巨兵(ゴゥレム)。元々は指揮官用として開発された重魔道巨兵(ゴゥレム)だが、右腕には打突武器である「ニードル」、左腕には内蔵式のプレスガン、両膝側面には短距離簡易型で内臓式のプレスガン、両肩には多関節武器「スコルピオンテール」を装備するなど、ボルキュス将軍の好みによる実戦的な改修が施されている。 また、さらに通常のプレスガンと剣とシールドまで携行しているため、操縦には多大な技術と魔力を必要とする機体となった。 ただし、多数の武器を搭載したことによる超重量を軽減するため、腰回りを中心に各所の装甲を排除するなど、防御力がかなり低いことが欠点となっている。

クリシュナ王国

『ブレイクブレイド』に登場する舞台の1つ。クルゾン大陸の中央に位置する国家で、元首はクリシュナ9世のホズル。王都は湖に隣接し、国土の南端に位置するビノンテン。国土は枯れた砂漠と荒野が大半で緑は少なく、国民は主に河川やオアシスなど水が出る場所の周辺で暮らしている。 最大の産業は石英の採掘で、様々な種類の石英が採掘されている。中でも反応系石英の採掘量は大陸で最大を誇る。 軍事的には魔道巨兵(ゴゥレム)を約200台弱保有し、80台強が王都ビノンテンの守備隊として配置、残りは各地の国境守備隊に配置されている。

ロキス

アテネス連邦出身。アテネス連邦の最高権力である書記長を務める、ゼスの腹違いの兄。備蓄ももってあと10年と言われる国内の石英資源の枯渇を打開するため、クリシュナ王国が犯した外交上の些細なミスを拡大解釈し、「大陸の平和を乱すクリシュナを討伐する」という大義名分を得てクリシュナ王国に侵略戦争を仕掛ける。 また、クリシュナ王国からの和睦申請に対し、王族全員の処刑という厳しい条件を提示する。

トゥル・バー・コールウェイ・リムレック

クリシュナ王国出身。クリシュナ王国の双璧と謳われる二大将軍の一人。ドラウプニル(黄金指輪)重騎士団を指揮する将軍。小太りで小柄な体格、口髭が特徴。バルド将軍とは正反対の性格で、細かい事は気にしない熱血漢。 時に無謀な行動に出ることもあるが、ナルヴィ・ストライズなど良く出来た部下に諌められている。騎士団としてのプライドが高く、時として他者を見下す面はあるものの、基本的に優しい人情家であり、妻が経営する孤児院の設立や運営に私財のほとんどを投入している。 そのため、孤児院出身の団員や子供たち、国民からの人気は高い。

エルテーミス・ネオス

『ブレイクブレイド』に登場する魔道巨兵(ゴゥレム)の一種。アテネス連邦で開発された最新型の軽量型魔道巨兵(ゴゥレム)で、エルテーミスの発展型。一度は欠陥機扱いされたエルテーミスだったが、ゼス率いるワルキウレス部隊の戦果により再評価され、汎用性や着地安全性の向上などの改修が施されて少数が生産された。

デルフィング

『ブレイクブレイド』に登場する魔道巨兵(ゴゥレム)の一種。クリシュナ王国の王都 ビノンテンの石英採掘場で発見された、推定千年前に作られた魔道巨兵(ゴゥレム)であり、他と区別するため古代巨兵(アンダーゴゥレム)と呼ばれる。 動力炉の搭載や強固な石英製のインナーフレームなど、現代の魔道巨兵(ゴゥレム)とは一線を画す特徴が多い。またモニタに表示される古代語が日本語と英語であること、魔力を持たないライガット・アローだけが起動できること、元々の胸部装甲に古代語で刻まれた「運命に抗おう」という言葉など謎も多い。 操縦士のライガット・アローが魔力を持たないためプレスガンが使えず、解析不能な技術が使われているため整備も修理もできず、稼働時間が短いなど欠点も多いが、尋常ならざる跳躍力や加速力を発揮し、超重量の武器や装甲を装備できるなど長所も多く、戦闘では最新型の魔道巨兵(ゴゥレム)をも圧倒する性能を有している。 外見上の特徴は折れた頭部の角と背中の背鰭(はいき)。 この折れた角を見てナルヴィ・ストライズは「壊れた刃」を、ボルキュス将軍は群を抜いた運動性能と攻撃力を見て「破壊を象徴する刃」を連想し、それぞれデルフィングを「ブレイクブレイド」と発言した。 なお、「デルフィング」は便宜上のコードネームであり、本来の正式名称は不明。 操縦士はライガット・アロー。

魔力無者

『ブレイクブレイド』に登場する、特定の人間の名称。100万人に1人という、非常に低い確率で誕生すると言われている「魔力を持たない」人間のことである。子供でもできる石英操作ができないことから彼らは「能無し」と呼ばれ、差別の対象として蔑まれている。 この世界では機械や乗り物、果ては照明や煮炊きにまで石英を使っているため、魔力を持たない人間は日常の生活も満足に営むことができないでいる。 バルド将軍がライガット・アローと会った時に、初めて魔力無者(アン・ソーサラー)の存在を確認するなど、彼らは非常に稀有な存在であるといえる。

エレクト・ヴェーミンガム

アテネス連邦出身。ワルキウレス部隊副隊長。隊長であるゼスよりも年上の37歳。ゼスの副官として付き従い補佐するだけでなく、他の若い部下に厳しく接したり、また心配りをしたりなど、部隊を円滑に活動させるための要となっている。 クリシュナ王国からの撤退戦では、クレオ・サーブラフの援護の隙に怪我をしたゼスを救出、アテネス連邦への撤退に成功する。

シギュン・エルステル

クリシュナ王国出身。平民出身の25歳の女性でクリシュナ王妃。また天才的な魔動技術士でもあり、魔動巨兵(ゴゥレム)や兵器の設計開発など、王宮の研究機関を取り仕切っている。 長く美しい金髪に透き通るような白い肌、抜群のスタイルが特徴の美人。その美しさや平民出身の王妃ということもあり、国民からの人気も高い。しかし不愛想で表情が乏しく、魔道関連の研究に熱心なことから、王妃としての自覚が足りないと一部から囁かれている。 また極度の近視なうえ筋力、運動神経ともに弱く非力であり、学生時代には水泳の授業中、溺れた経験もある。 その生活習慣や立ち居振る舞いから、ライガット・アローには「マッド・サイエンティスト」、「不感症(どんかん)女」と呼ばれる。学生時代、ライガット・アローに想いを寄せていたが、現在でもライガット・アローに対して普段は滅多に見せない笑顔を見せるなど、未だに想いを残している様子がうかがえる。 ライガット・アロー、ホズル、ゼスとは学生時代からの親友同士で、「問題児4人衆」の1人。 魔動工学女子部に所属し、長期間に渡って食事も摂らずに研究室に篭るという不健康な生活を送るなど、現在の生活と変わらない日々を過ごしていた。現在は発掘されたデルフィングの研究と解析に力を注いでいる。

ジルグ・ジ・レド・レ・アルヴァトロス

クリシュナ王国出身。元クリシュナ軍魔動戦士。クリシュナ軍の二大将軍の1人、バルド・ジ・アラン・アルヴァトロスの一人息子で、驚異的な才能で魔道巨兵(ゴゥレム)を操る天才的な魔道戦士。 本来のスタイルである狙撃手(ロングガンナー)としての能力はもちろん、全ての武器を自在に操り、また足技を中心にした曲芸とも言える格闘戦でも圧倒的な能力を発揮するなど万能的な力量を持ち、将来を期待されていた。 しかし1年前、計10台の魔道巨兵(ゴゥレム)の行軍訓練中に突如として仲間に襲い掛かり1名を殺害、残りの8台を自分は無傷で全滅させて投降する。 その凶状によって長期に渡り投獄されていたが釈放と引き換えに、鹵獲、修復されたものの扱いが難しかったエルテーミスの搭乗者となり、第一独立戦隊、通称「ミレニル部隊」に編入される。 赤毛の長髪が特徴でメガネ着用。常に微笑を浮かべる19歳の美少年であるが、味方であるデルフィングに攻撃を仕掛けたり、単機で敵軍を襲撃して戦果を上げたりするなど、命令違反は日常茶飯事であり、何を考えているか分からない人物。 特にライガット・アローに対しては執拗に戦いを挑んでくる。

グラム

ホズルが飼っている黒みみずく。その名の通り全身が真っ黒な羽毛に包まれており、いつもホズルの側や肩に止まっている。ホズルのほか、ライガット・アローやシギュン・エルステルに懐いているのは、雛のとき、学生時代のライガット・アローとホズルに保護されて以降、ライガット・アロー、ホズル、ゼスによって育てられてきたため。 ライガット・アロー、ホズル、ゼスの親交は、グラムの保護時に居合わせたことがきっかけとなって始まっている。

オーランド

『ブレイクブレイド』に登場する舞台の1つ。クルゾン大陸の東に位置する宗教国家。アテネス連邦とクルゾン大陸を二分する大国であり、アテネス連邦にとっては80年前からの敵対関係にある。

ファブニル

『ブレイクブレイド』に登場する魔道巨兵(ゴゥレム)の一種。クリシュナ王国製の量産型魔道巨兵(ゴウレム)。現在配備されているファブニルは6型と呼ばれ、シギュン・エルステルが総合改修したタイプである。 若干だが格闘能力や運動性が上昇しているものの、元となったファブニルが設計の古い旧式なので、最新型の魔道巨兵(ゴウレム)との交戦では性能差が激しく苦戦は免れない。 クリシュナ王国軍の魔道戦士は全てファブニルを使用しているが、上位の魔道戦士の機体には各々の戦闘スタイルや作戦に合わせ、若干のカスタム化が施されている。

アテネス連邦

『ブレイクブレイド』に登場する舞台の1つ。クルゾン大陸の西に位置する大国で、元首はロキス書記長。首都は西端に位置するイリオス。魔道巨兵(ゴゥレム)を約700台強も保有する軍事国家であり、周辺国家との戦争を繰り返している。 国内で採掘される石英資源が枯渇し始めており、資源を求めてクリシュナ王国に侵攻を開始する。

ホズル

クリシュナ王国出身。フルネームはホズル・ベクト・ギロ・メゴ・キ・テイラ・ペタール・エグザ・ゼーヨダ。クリシュナ王国を治める26歳の若き国王。妻はシギュン・エルステル。190センチを超える長身と褐色の肌が特徴。 王族や貴族にありがちな横柄さや特権意識はなく、気さくな性格で人柄も良いため、臣下や国民からの信頼が厚い。学生時代、王族を継ぎたくないという理由で愚鈍を装いわざと落第しようとしたこともあるが、実際には非凡な才能の持ち主。 即位後は貴族特権を廃止して、才能ある者を出自に関係なく登用するなどドラスティックな改革を断行。 反対する貴族連合の反乱を収めて短期間で国内をまとめ上げている。王族としての自分の運命を諦めている節があり、後ろ向きで自虐的な態度を取ることも多いが、学生時代にはゼスに、現在はライガット・アローに度々咎められている。 アテネス連邦の侵攻に対して降伏勧告の受諾を決意し、最後に親友の顔を見るためにライガット・アローを王都に召喚するが、ライガット・アローとバルド・ジ・アラン・アルヴァトロス将軍の進言を受けてアテネス連邦との抗戦を決意する。 ライガット・アロー、シギュン・エルステル、ゼスとは学生時代からの親友同士で、「問題児4人衆」の1人。

ラドゥン

『ブレイクブレイド』に登場する魔道巨兵(ゴゥレム)の一種。アテネス連邦で開発された量産型魔道巨兵(ゴゥレム)。目を見張る特徴はないものの兵器としての信頼性が高く、操縦にも特別な才能を必要としないため、最も多く製造された機体でもある。 現在配備されているのは対魔道巨兵(ゴゥレム)戦を想定、性能を見直して改修された後期型であり、前期型は訓練や作業用などに使用されている。

ゼス

アテネス連邦出身の25歳の男性。最高権力者であるロキス書記長の腹違いの弟で、アーレス将軍旗下のワルキウレス部隊隊長を務める。ライガット・アロー、シギュン・エルステル、ホズルとは学生時代からの親友同士で「問題児4人衆」の1人。 ライガット・アローからは「カタブツ」と呼ばれていた。表面上の性格は堅物でクール、冷たい印象を受けるが、内面は優しく熱い心の持ち主であり、争いを好まず、特に戦争を人一倍嫌っている。 学生時代は近寄る人を避けて孤独に過ごしていたが、ライガット・アローたちとの出会いと交流によって徐々に変わっていき、ぎこちないながら笑顔も見せるようになっていた。 その頃から天才的な腕前の魔道戦士として知られ、現在では扱いの難しいエルテーミスを操って数々の戦果を上げている。親友であるホズルが治めるクリシュナ王国への侵攻という事実に苦悩するが、出来る限り最小限の犠牲で戦争を終結させるため、ワルキウレス部隊だけで王都 ビノンテンを奇襲するという独断作戦を実行する。 しかし、ライガット・アローとデルフィングの出現により失敗。 2人の部下を失い、またゼス自身もライガット・アローによって撃破され、足に重傷を負って戦線離脱することになる。 既婚者で、本国には幼馴染で26歳の妻と幼い娘がいる。

ナイル・ストライズ

クリシュナ王国出身。ドラウプニル重騎士団の一等重騎士。平民出身の25歳の男性。主に接近戦が得意な魔道戦士で、特に槍術の名手として知られている。ただし、勉強は得意ではない。 普段は少し軟派な面が目立つものの、戦闘では落ち着いた働きを見せ、数々の戦功を上げている。ナルヴィ・ストライズは実妹で、トゥル将軍の妻が運営する孤児院の出身。後にドラウプニル重騎士団からライガット・アローとデルフィングを中核として編成された、国王直属の独立遊撃隊である第一独立戦隊、通称「ミレニル部隊」に編入、その一角を担うことになる。

リィ・シウルアン・シェーロン

アテネス連邦出身。ワルキウレス部隊に所属する18歳の女性隊員。若いもののかなりの実力を秘めた魔道戦士で、任務に対して非常に忠実。ライガット・アローが操るデルフィングの最初の交戦相手で、2回目の交戦では善戦するものの敗北。 投降を促されるも拒否して操縦席内で自決する。クレオ・サーブラフとは学生時代の同期であり、当時から彼女のことを心配していた。

エルテーミス

『ブレイクブレイド』に登場する魔道巨兵(ゴゥレム)の一種。アテネス連邦で開発された最新型の軽量型魔道巨兵(ゴゥレム)。従来の魔道巨兵(ゴゥレム)に比べて高い跳躍力と機動性を有しているものの、軽量化のために装甲が犠牲となり、格闘戦には向かない。 また扱いが非常に難しく、多数の魔道戦士が受領を断ったという訳ありの機体でもある。計10台が製造されたが、4台は訓練中の着地失敗により大破。 残った6台のうち、5台が安全性の向上をメインに改修され、ゼス率いるワルキウレス部隊に配備された。なお、クリシュナ王国軍が鹵獲、改修して実戦投入されたエルテーミスは、カラーリングの変更や多少のデチューンが施されているものの、性能自体はアテネス連邦のエルテーミスと同様である。

ロギン・ジー・ガルフ・エンサンス

クリシュナ王国出身。ドラウプニル重騎士団の上等重騎士で貴族の名門であるエンサンス家の出身。28歳の男性。貴族出身ではあるが、かつて発生した貴族連合の反乱においては平民側に協力したという経歴を持つ。 肉体派のナルヴィ・ストライズとナイル・ストライズの兄妹とは反対に知性派。表情に乏しい面があるものの、物静かで優しい性格。魔道戦士としては、遠距離プレスガンを扱える数少ない狙撃手(ロングガンナー)であり、その射撃の腕も確かである。 後にドラウプニル重騎士団からライガット・アローとデルフィングを中核として編成された、国王直属の独立遊撃隊である第一独立戦隊、通称「ミレニル部隊」に編入、その一角を担うことになる。

レガッツ・アロー

クリシュナ王国出身。ライガット・アローの実弟。兄と同じく魔力無者(アン・ソーサラー)。「能無し」と周囲から差別され、村から離れた場所で兄と二人暮らしをしている。お気楽な性格のライガット・アローとは異なり、差別を受け続けた影響で兄に対しても反抗的で、かなり屈折した性格になっている。

魔動巨兵

『ブレイクブレイド』に登場する戦闘用ロボットの総称。柔軟系石英を精製して作られた伸縮する石英靭帯と、その伸縮命令を他の石英に伝えるための伝達系石英、剛性の高い無反応系石英をフレームと装甲に利用して作られた、全長10メートル前後の人型の巨大兵器。 操縦席は胸から腹の部分に設置され、外部の視認は発光石英の乱反射を利用したドーム状のモニタを設置、2~300度程度の視界を確保しているが、映像はあまり鮮明ではない。 多少の望遠や暗視も可能だが、通常は外部に出て望遠鏡で直接確認することが多い。現在の技術では剛性の高い無反応系石英は研磨するのが限界で、曲げるなどの加工はほぼ不可能。 そのため、デルフィングを除くほとんどの魔道巨兵(ゴゥレム)は直線が目立つデザインになっている。 また、動力は操縦士の魔力であり、化石燃料等は一切使われていないので、大破しても爆発することはない。

場所

クルゾン大陸

『ブレイクブレイド』に登場する舞台の1つ。クリシュナ王国、アテネス連邦、アッサム王国、オーランドなどの国家が存在する大陸の名称。クルゾン大陸では地中から化石燃料が一切採掘されないほか、金属といった鉱物も存在しない。 採掘されるのは石英と呼ばれる鉱物のみで、クルゾン大陸に生きる人間は、生活に必要なもの全てに石英を活用している。

その他キーワード

魔力

『ブレイクブレイド』に登場する力の一種。この世界で生きる人間が、強弱の差はあるものの、生まれながらに当たり前に持っている力の名称で、石英に命令を与えることができる力のことである。この魔力を使って様々な種類の石英に命令を与えて発光、熱の発生、伸縮など、あらゆる現象を発生させている。 しかし逆に言えば、この魔力は石英に命令を与える力しかないとも言える、奇妙な力でもある。 ちなみに、オイル式のランプなど、魔力を使わない製品もごく一部で使用されているものの、かなり高価な存在となっている。

石英

『ブレイクブレイド』に登場する、クルゾン大陸の全域で採掘される鉱物。石英は大別すると2種類に分類され、魔力に反応するものを反応系石英、反応しないものを無反応系石英と呼んでいる。 また、反応系石英はさらに細かく柔軟系、発光系、発熱系、耐熱系などに分類される。反応系石英は照明や熱源、機械の動力などに使用され、また無反応系石英は剛性が高く、食器類などの小さいものから魔道巨兵(ゴゥレム)の装甲、また建材などに使用されるなど、かなり万能な鉱物として様々な場面で利用されている。

プレスガン

『ブレイクブレイド』に登場する銃の総称。魔力で石英靭帯を収縮させてピストンを動かし空気を圧縮。その圧縮空気を開放することにより弾丸を発射する、一種の空気銃である。 弾丸は無反応系石英を研磨し、先端を尖らせた角柱状のものが一般的。プレスガンは歩兵が使う物から魔道巨兵(ゴゥレム)が使う物まで、その大きさやデザイン、口径は様々だが、石英靭帯の収縮に魔力を必要とするので、弾丸の威力や貫通力、飛距離などは使用する人間の魔力の大きさによって異なってくる。 なお、弾丸は単純な無反応系石英の塊なので、回収して口径に合わせて切除、研磨すれば再利用できるのが特徴。

クレジット

原作

総監督

アミノテツロ

シリーズ構成

総作画監督

乗田拓茂 ,松村拓哉

音楽

平野義久

アニメーション制作

Production I.G ,XEBEC

原作

ブレイク ブレイド

誰もが石英に命令を与える“魔力”と呼ばれる力を持つ中東風の世界が舞台。人々は石英を動力源とした人型巨大兵器魔動巨兵(ゴォレム)を製造し、互いに戦争をしている。主人公のライガット・アローは100万人に1... 関連ページ:ブレイク ブレイド

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