木花佐久夜毘売

木花佐久夜毘売

優秀な姉に名前を付けられた妹を描いた短編。「ASUKA」1986年6月号に掲載された作品で、文春文庫ビジュアル版の『月読 自選作品集』に収録されている。

正式名称
木花佐久夜毘売
ふりがな
このはなさくやひめ
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

中原典子は高校3年の女の子。彼女には、3つ年上で成績優秀な両親自慢の姉がいる。姉の名前は父親が付けたのに対し、典子の名前は姉が付けたものだった。名前の話になると、わずか3歳で妹に名前を付けた姉の天才ぶりのみが話題になることが彼女は嫌だった。しかも、「典子」という名前は、姉の友達の妹からとったものだった。姉と父親への反発から、派手な格好で夜の盛り場に繰り出す彼女は、とある1人の男性と出会う。

登場人物・キャラクター

中原 典子 (なかはら のりこ)

私立高校の3年生。長い髪の派手な美少女。優秀な姉へのコンプレックスや、英語教師で厳格な父親への反発などで、少々ツッパっているところがある。3つ年上の姉が名付けたという「典子」という名前も好きではない。

中原 咲耶 (なかはら さくや)

中原典子の3つ年上の姉。小、中、高校と常に主席で通し、国立大学にストレートで合格した才女で、両親自慢の娘。黒いショートカットで、妹と比べると見た目は地味。

飛渡 圭 (ひわたり けい)

中原典子が電車で痴漢にあっているところを助けたり、盛り場で酔っ払いにからまれているところをたまたま助けたハンサムな男性。中原咲耶のクラスメイト。

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