概要・あらすじ
格闘技宇宙一を目指す主人公・式闘志は、ある日、父・猛志の命令で外道中学に転入することになる。外道中学は暴力が支配する学校で、校長から「暴力を一掃してほしい」との頼みを受けた父が息子を送り込んだのだ。こうして、学校を牛耳る極悪会と闘志の闘いの日々が始まるのであった。
登場人物・キャラクター
式 闘志 (しき とうし)
格闘技宇宙一を目指す13歳の中学生。父・猛志の指導の下、超格闘拳の修行に励む。父の命令で外道中学に転入し、学園の暴力と戦っていく。自らの血と汗を蛾の鱗粉のように撒き、相手を幻惑する必殺技・超熱血拳を使う。容姿はブルース・リーをモチーフにしており、リーが映画で着用していたカンフー着やトラックスーツを着ている。
刃 拳吾 (やいば けんご)
闘志の幼馴染。宿命のライバルで拳法の腕は互角。父の転勤で闘志と別れ、いつか決着をつけようと再会を誓い合った仲。偶然、外道中学で闘志と再会するも、影番に敗北したのをきっかけに、拳法を捨てていた。試験では学年一位と成績優秀で、秀才を集めた頭脳集団のリーダーを務める。
火事花 一揆 (かじばな いっき)
闘志のクラスメイトで親友。角刈りでメガネをかけている小太りの中学生。常に腕組みをしている。自称格闘評論家で格闘技の造詣が深い。闘志の戦いや敵の戦力を分析するが、まったく役に立たない解説であることもしばしば。一人称を「わたし(火事花)」とカッコつきで名乗るのが特徴。また、口癖は「あえていうが…」「断言する!」など。 実在の漫画原作者・梶原一騎をパロディ化したキャラクター。
五樹 れい子 (いつき れいこ)
闘志のクラスメイトの美少女。新聞部に入って、極悪会の悪事を追及しようとする。また、式闘志と刃拳吾の両方から想いを告げられ、二人の間で心が揺れ動く。
影番 (かげばん)
マントとジャージ姿にマスクを被り、股間に日本刀を携えた人物。外道中学の影の番長で極悪会のリーダー。スポーツクラブの主将として部下を送り込み、スポーツや武道を暴力化して学校を牛耳っている。
鋼鉄 トリオ (こうてつ とりお)
極悪会のメンバーで式闘志を倒すために送られた刺客たち。鋼鉄の指を持つ「鉄の指」、鋼鉄の歯の「鉄の歯」、鋼鉄のブラジャーを身に着けた「鉄のブラ」の三人組。
式 猛志 (しき たけし)
闘志の父親。超格闘拳の創始者で、日々闘志を鍛えている。友人の校長の頼みで、外道中学の暴力一掃を目的に、闘志を学校に送り込む。流行歌が大好き。
柄皮 さする (えがわ さする)
野球部のピッチャー。野球拳のルーキーと呼ばれ、初速144km、終速138kmのデッドボールを投げる。耳が大きく、鼻血を出している。実在の元野球選手・江川卓をパロディ化したキャラクター。
王 えらはる (おう えらはる)
野球部員で野球拳の使い手。フラフラしながら敵を叩き殺すフラミンゴ打法で攻撃する。実在の元野球選手・王貞治をパロディ化したキャラクター。
ベースボーダー
野球拳の秘密兵器。野球の審判の恰好をしており、全身を防具でカバーしているため、あらゆる攻撃が通じない。野球拳の伝家の宝刀「ジャン拳」を繰り出す強敵。鼻が詰まっているため、ダース・ベイダーのような呼吸音を出す。
大気拳の使い手 (たいきけんのつかいて)
極悪会のメンバーで闘志に差し向けられた刺客。大気と一体化し、大気の流れに身を任し、すべての攻撃を無力化する大気拳の使い手。
早乙女 かおる (さおとめ かおる)
外道中学に転校してきたレスリング全国大会二年連続優勝の実力者。頭にバンダナをまいた巨漢。火事花一揆の弟子だが、極悪会の刺客として影番に呼ばれたため、火事花を尊敬しつつも闘志らと敵対してしまう。凶器を持つと人が変わったように凶悪になる。
真毛 無造 (まけ ないぞう)
火事花と因縁があり、復讐のために外道中学に転校してきた中学生。背が低く、禿げており、かつらを使って自由に髪型を変える。どんなに不利な状態でも絶対に負けたといわない不敗の拳法・絶対負拳の使い手。
河上 泉 (かわかみ いずみ)
笑林拳道場の師範の娘でショートカットの美少女。火事花一揆が一目惚れするが、泉は闘志に想いを寄せる。闘志への嫉妬から火事花が極悪会へ寝返るきっかけとなった少女。
集団・組織
極悪会 (ごくあくかい)
『格闘お遊戯』に登場する組織。リーダーの影番のもと、狂拳、北極拳、南極拳、日本国拳法の極悪会四天王や奇想天外な拳法の使い手が所属する。また、各スポーツクラブの主将は極悪会のメンバーである。
場所
外道中学 (げどうちゅうがく)
暴力に支配された不良たちの巣窟。極悪会のリーダーである影番が、学校を牛耳っており、スポーツ部は影番の部下がキャプテンを務める。そのため、あらゆるスポーツ部は格闘技に形態を変えている、。