概要・あらすじ
弱い者いじめを許さない心優しい恐竜侍のティラの介は、村の茶屋で傍若無人な振る舞いをしていた男に立ち向かっていた。だがその戦いで、ティラの介の体が大きいため、村の家々を破壊してしまう。ようやく男をこらしめたティラの介は、揚々と村を立ち去るが、その背後には彼の命を狙う1人の少女・スズシロの姿があった。
登場人物・キャラクター
ティラの介 (てぃらのすけ)
あらゆる食物連鎖のトップに立つ恐竜侍。見た目は恐竜だが、羽織り袴にちょんまげを結った侍の格好をしている。巨大な身体と優しい心の持ち主で、よくお腹をすかせている。楽観的な平和主義者で、自分を襲って来た相手に優しく接してしまうこともある。女性には特に優しい。
スズシロ
赤くたなびくマフラーを身に付けた忍者の少女。ティラの介の暗殺を目論んで、猿楽とともに後を追っている。毒薬や爆薬、小刀など、さまざまな手段でティラの介の暗殺を試みる。しかし、お腹をすかせて倒れたティラの介に、思わず魚を振る舞ってしまう優しい一面もある。
猿楽 (えんらく)
スズシロとともにティラの介の命を狙っている猿。黄色いスカーフを身に付けている。何かと脱線しがちなスズシロに代わって、毒薬や爆薬を使用した暗殺を提案するなど、任務に忠実。お腹をすかせたティラの介には、たびたび食料と見なされている。
神様 (かみさま)
食べ物の神様。ティラの介のハカマにくっついていた、みたらし団子から現れた。オカマ口調だが性別は不明。スズシロと猿楽を食べ物に変えてしまうなど、神様という立場に似つかわしくない悪事を働く。神社の巫女や道場の師範などに化けることもある。