めだかの学校

市立たなか中学校を舞台に、頭部が魚の校長と、個性豊かな生徒たちが繰り広げるドタバタコメディ。森ゆきえの初連載作品で、「りぼんオリジナル」1996年8月号から2005年3月号にかけて連載された。

正式名称
めだかの学校
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
りぼんマスコットコミックス(集英社)
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概要・あらすじ

中学2年生の女子・江野めだかは、私立たなか中学校へと転校することになった。そこでめだかを待ち受けていたのは、頭部が魚になっている校長を筆頭に、犬や猫、幼児のクラスメイトたち。私立たなか中学校は常識の通じない、個性的すぎる学校であった。めだかは校内で唯一の常識人として、癖のある周囲の人々に振り回されながらも、中学校生活を過ごしていくこととなる。

登場人物・キャラクター

江野 めだか (コウノ メダカ)

私立たなか中学校に通う2年生の女子。ピンク色の髪を三つ編みにしている。至って普通の女の子で、周囲の個性豊かな人々に対し、何かとツッコミ役に回ることが多い。たなか中学校へは父親の勧めで転校し、普段は一人暮らしをしている。面倒見が良くポチやしなのミサから慕われており、他のクラスメイトからも頼られることが多い。 成績優秀であり、勉強以外にもピアノの演奏や料理、編み物などさまざまなことを器用にこなす。田中有魚をはじめとする個性が強い相手にも引かずに話を聞いたり、協力したりと順応性は高い。ポチに誘われて「感動部」に入部した後、流谷魚子に誘われ「料理部」にも入部した。クラスメイトだが幼児のしなのミサからは「おねえちゃん」と呼ばれている。

田中 有魚 (タナカ ユウナ)

私立たなか中学校の校長。頭部が魚、首から下は人間の男性という姿をしている。年齢は29歳と自称しているが、実際の年齢は不明。校長ではありながら、2年生の担任も兼任している。言動に謎が多く、魚類の名前だけで会話をし始めたり、突然川から現れたりとつかみどころがない。水泳が得意ではあるが、水面から両足のみを垂直に出した泳法を用いる。 多趣味で、歌手として自作CDを作ったり、バンドを組んだり、漫画家を目指したりと多方向で活動しているが、実績は伴っていない。スルメが好物で何かにつけてスルメを取り出したり、他人に勧めたりしている。

ポチ (ポチ)

私立たなか中学校に通う2年生の雑種のオス犬。犬だが人語を話すことができる。文字こそあまり書くことができないが、成績は常にトップであり、江野めだかより頭がいい。涙もろくどんなことに対してもすぐに泣く傾向があり、その特徴を活かして、物事に対してただ感動するというだけの「感動部」を立ち上げ部長をしている。犬ではあるが、他の動物に憧れており、将来の夢を「ぞう」と書いたり、猫用のものをうらやましがったりしている。

猫子 (ネココ)

私立たなか中学校に通う2年生のメスの白ペルシャ猫。猫だが人語を話すことができる。しなのミサと仲が良く、行動をともにすることが多い。田中有魚の頭部を常に狙っており、よく噛みついてぶら下がっている。ポチとは仲が悪く、小さなことでもすぐにもめごとに発展してしまう。

しなの ミサ (シナノ ミサ)

私立たなか中学校に通う2年生の女児。年齢はまだ5歳。詳細は不明だが入学試験には合格したため、在籍を許されている。髪を2つに結び、うさぎのぬいぐるみなどのかわいいものを持ち歩いている。犬や猫のいる学校にも特に疑問を持っておらず、普通に生活している。時おり、ムチャぶりをして無意識に周囲を巻き込むことがある。江野めだかのことは「おねえちゃん」、野々口備悟のことは「おにいちゃん」と呼ぶ。

野々口 備悟 (ノノグチ ビンゴ)

私立たなか中学校に通う2年生の男子。ぼさぼさとした髪型で不良のように振る舞っているが、夜中に砂場で1人で遊んだりと変な一面を見せることがある。また、バイクを無免許運転したり、高校生と偽ってアルバイトをしたりと問題行動を起こしては田中有魚に制裁を受けている。子供や動物など、可愛いものに弱く、しなのミサやポチが泣いていたり、困っていたりすると何かと手助けをしている。 一応サッカー部に在籍しているが、部員は野々口1人しかいないため、普段の部活動はサンドイッチマンの格好をして部員を募集することだけ。クラスメイトだが幼児のしなのミサからは「おにいちゃん」と呼ばれている。

美浜 アユ (ミハマ アユ)

私立たなか中学校に通う3年生の女子。黒いウェーブのかかった髪型に、「ホホホ」という笑い方が特徴。なお、眼尻や口元にシワがあるほか、「去年も3年生だった」という証言もあり、実年齢は不明である。田中有魚のことが好きでいつも追いかけまわしており、時にストーカーじみた姿を見せることもある。猫子の飼い主であり、同じクラスということを利用して、猫子に田中の動向調査をさせたりしている。

岸辺 貴志 (キシベ タカシ)

私立たなか中学校に通う3年生の男子。ツンツンとした髪型以外には特に特徴がなく、影が薄いのが悩みで、周囲の人間には名前どころか存在そのものを忘れ去られていることも多い。写真を撮ればブレていたり、写りが悪かったり、霊が映り込んでいたりと、とにかく運がない。王様の飼い主だが、あまり懐かれてはいない。江野めだかに想いを寄せ、告白したこともあるが、その件については結局うやむやになっている。 ちなみに家族も全員同じようなツンツンとした髪型であり、この髪型にすることは岸辺家の家訓である。

王様 (オウサマ)

私立たなか中学校に通う3年生のオスの王様ペンギン。同じく動物のポチや猫子と違って人語を話すことはできないが、筆談で会話することができる。お金を集めることが好きで、さまざまな商売に手を出して儲けている。ペンギンだが空を飛ぶことが夢で、飛行機を作ったりしている。また、「コケコッコー」というニワトリのような鳴き声を出す。

流谷 魚子 (ルタニ ナナコ)

私立たなか中学校に通う3年生の女子。ポニーテールの髪型で、男勝りな性格をしている。漁師の経験があるため、魚料理だけ得意としているが、お菓子作りなどは苦手。「料理部」の部長であり、江野めだかを半ば強引に引きずり込んだ。セヴァン・イルカに片想いしており、不器用な性格なりにアタックを続けているが、天然なイルカ相手にはなかなか通じていない。 「りぼん」本誌にて、新キャラクターの読者公募を行った際に採用されたキャラクターである。

黒仏 ユウ (クロボトケ ユウ)

私立たなか中学校に通う3年生の男子。ぼさぼさの長髪で、常に大きな鎌を持っている。軽く、ノリのいい性格。その正体は死神で、長寿であるらしく年齢は不詳。セヴァン・イルカの命を狙うために現れたが、田中有魚と意気投合し、たなか中学校に転入という形で入学した。田中とはバンドを組んでおり、時おり音楽活動に江野めだかを巻き込む。

セヴァン・イルカ (セヴァンイルカ)

私立たなか中学校の男性教諭。3年生の担任をしている。イギリスと日本のハーフで、見た目はとても若く江野めだかからは初対面時に生徒と勘違いされたほど。のんびりとした温厚な性格であり、さらに天然なので他人とはどこかズレた感性の持ち主。時々頭部がイルカになることがあるが、本人に自覚はない。水泳が苦手で、水道で顔を洗うだけで溺れてしまう。

速水 菜乃 (ハヤミ ナノ)

私立たなか中学校に通う1年生の女子。小柄で、黒髪を2つに結んでいる。動物が大の苦手で、それを克服するためにたなか中学校に入学した。動物に見えるものに対しては異常なまでの恐怖を見せ、奇声を発したり壁や天井を這って逃げたりと多様な方法で回避しようとする。

浅瀬 涼子 (アサセ リョウコ)

私立たなか中学校の女性養護教諭。ショートヘアで眼鏡をかけている。笑顔を見せたことがなく常に無表情で、性格はクールにして冷酷無比。校長である田中有魚に対してもそれは変わらず、何かと厳しい言動であたっている。田中を解剖したがったり、怪しげな薬を持ち歩いていたりと、少々猟奇的で危険な一面がある。一方で生徒たちには比較的優しく、相談に乗ったり行事に付き合ったりすることもある。

カナ (カナ)

江野めだかの親友である中学2年生の女子。めだかが私立たなか中学校に転校する前は、同じ学校に通っていた。ショートヘアで快活な性格をしており、現在もめだかとは文通をしたり、電話で交流を続けている。めだかは私立たなか中学校の実情を内緒にしていたが、のちにたなか中学校を訪れて犬猫が通っていることや、校長の頭部が魚であることなどを知る。

おじいさん (オジイサン)

ポチの飼い主の高齢男性。おばあさんと一緒に住んでいる。見た目は老人だが、たまに全力疾走したり、アクティブな動きをすることもある。ポチのことを「コロ」と呼んだり、物忘れがひどい。普段は畑仕事をしていて、ポチや江野めだかが収穫の手伝いをすることもある。

場所

私立たなか中学校 (シリツタナカチュウガッコウ)

田舎にある小さな中学校。校長である田中有魚が私財をなげうって古い学校を買い取り、設立した。木造校舎で各学年1クラスしかない。在籍人数が少ないこともあり、のびのびと個性を伸ばす教育方針を採っている。自由な校風ではあるが成績は優秀で、他の進学校からスパイが来るほど。部活動は生徒が申請すれば好きに作ることができるが、どれもお遊びのようなものばかりである。

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