概要
登場人物・キャラクター
桃太郎 (ももたろう)
鬼ヶ島攻撃隊を指揮する空母の艦長。常に冷静沈着で、部下達を信頼している。出撃の前には攻撃隊員達に、全員の生還を願う訓示をする。
鷲の親子 (わしのおやこ)
空で迷子になっていた鷲の子が鬼ヶ島へと向う攻撃機の一機の翼の上に乗り、サルに助けられる。鷲の親は、その恩返しに被弾して海中に墜落した攻撃機の三号機からイヌ、サル、キジを救った。
イヌ
桃太郎の部下。攻撃機の通信士を務め、鬼ヶ島の発見を、空母に打電した。飛行中の攻撃機の機内でサルと積み木をして遊ぶ。
サル
桃太郎の部下。攻撃機の機関銃手を務める。コースを外れ攻撃機の魚雷を自ら水中に飛び込んで修正し、鬼ヶ島の空軍基地に降下して敵機に火をつけて炎上させた。
ウサギ
桃太郎の部下達。攻撃機の整備や発艦準備、空母の航法などを担当する乗組員。出撃していく攻撃隊を空母の甲板上で帽子を振って見送る。その長い耳で手旗信号も行う。
キジ
桃太郎の部下。軍刀を腰に下げている攻撃機のパイロット。攻撃機を操縦し、鬼ヶ島の軍港の戦艦に雷撃、爆撃を敢行する。
鬼海軍士官 (おにかんたいしかん)
髭を生やした鬼の大男で、鬼ヶ島に停泊する戦艦に乗り組んでいる。体中に大量の酒瓶を隠し持ち、雷撃の衝撃の度に飛び出した。桃太郎軍の攻撃に右往左往し、撃沈された艦と共に海に沈む。
場所
鬼ヶ島 (おにがしま)
『桃太郎の海鷲』に登場する島。鬼海軍の戦艦が停泊する軍港と赤鬼空軍基地が設置されている。モデルはアメリカ海軍の太平洋艦隊の本拠地であるハワイの真珠湾。
その他キーワード
攻撃機 (こうげきき)
『桃太郎の海鷲』に登場する乗り物。単発単葉三座の、当時日本海軍の主力雷撃機である九十七式艦上攻撃機をモデルとする。空母に搭載されている。鬼ヶ島の軍港に侵入し、敵艦に雷撃や爆撃を敢行した。
空母 (くうぼ)
『桃太郎の海鷲』に登場する乗り物。艦長の桃太郎以下、イヌ、サル、キジから成る攻撃機搭乗員達とウサギの乗組員達が乗り込んでいる。搭載する攻撃機の出撃に際し、大規模な作戦発動を意味するZ信号旗を掲揚した。
クレジット
- 演出
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瀬尾光世
- 脚本
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栗原有茂
- 音楽
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伊藤昇
- アニメーション制作
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藝術映画社