概要・あらすじ
増大する多足歩行型作業機械レイバー犯罪に対応するべく警視庁が新設した特殊車両2課、通称特車2課に配属された主人公泉野明は第2小隊の操縦担当・フォワードとなる。指揮担当の篠原遊馬とともに、新鋭機98式AVイングラムを駆って、さまざまなレイバー犯罪に立ち向かう。
登場人物・キャラクター
泉 野明 (いずみ のあ)
レイバーに対する過剰なほどの愛情を持つ新人警官。女性。第2小隊1号機のフォワード(操縦担当)。レイバー操縦は精密ですばやい動きを得意とする。実家は苫小牧の造り酒屋。
篠原 遊馬 (しのはら あすま)
泉野明のパートナーで、第2小隊1号機のバックアップ(指揮担当)。98式AVイングラムのメーカーである篠原重工の御曹司だが、父親には反発している。レイバーシステムやコンピュータ、ソフトウェアの知識に優れている。 前橋出身。
バドリナート・ハルチャンド (ばどりなーとはるちゃんど)
泉野明のライバル。内海がグリフォン操縦のために用意したパイロット。負けず嫌いな子供であり、特車2課との戦いにもゲーム感覚で挑む。
後藤 喜一 (ごとう きいち)
第2小隊小隊長で主人公の上司。公安出身で、以前は「カミソリ後藤」と呼称される切れ者として知られていた。普段は飄々とした態度を取っているが、やるときはやる人。また、柔道では黒帯を持つ実力者である。「みんなで幸せになろうよ」がポリシー。
南雲 しのぶ (なぐも しのぶ)
特車2課第1小隊の小隊長。実質的に特車2課の責任者として活躍している。
香貫花・クランシー (かぬかくらんしー)
第2小隊2号機のバックアップ(指揮担当)。女性。ニューヨーク市警から半年間、研修のため派遣されてきた。暴走しがちな2号機フォワード(操縦担当)太田功を抑えきれなかった進士幹泰に代わり、指揮担当となる。 射撃や爆発処理にたけるだけでなく、武道や茶道、囲碁などにも長じる。
内海 (うつみ)
シャフト・エンタープライズ・ジャパン企画7課課長。いつも笑っていることから能天気にも見られるが、実際は非合法な活動もいとわない要注意人物。独自技術を盛り込んだ実験的レイバーグリフォンを建造し、特車2課に戦いを挑む。
熊耳 武緒 (くまがみ たけお)
香貫花の後任として2号機バックアップ(指揮担当)となった女性。第2小隊のまとめ役。後藤の右腕として報告業務などを丸投げされている。香港警察に派遣されていた過去があり、内海とも香港で出会っていた。
その他キーワード
98式AVイングラム (きゅうはちしきえーぶいいんぐらむ)
『機動警察パトレイバー』に登場するメカニック。既存のレイバーと一線を画す性能と外観をもった、最新鋭機。特車2課第2小隊に導入された。専用銃ハンドリボルバーカノンをはじめ多彩な武装を扱える。AVはアドバンスド・ビークルの略。
レイバー
『機動警察パトレイバー』に登場するロボットの総称。人型を含む多足歩行型作業機械。過去に起こった大地震からの復興に際し、大量に導入が進んだ。一方でレイバー犯罪という新たな社会的脅威を生むことになる。 基本的にはパワーショベルなどの作業用重機の延長線上にあり、公道を移動する際にはナンバープレートの取得が必要とされる。
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