概要・あらすじ
女子高生の鈴木は、明るく元気なギャルで友達も多い。しかしそれは、彼女が周りの空気を読んで行動しているからだ。そんな鈴木がひそかに憧れているのが、となりの席の谷だった。彼は物静かなモブ男子だが、自分の意見をしっかり言うし、人によって態度を変えず、無駄に人に合わせることもない。鈴木は自分とは真逆の谷に片思いをしていたのだ。しかし「周りの目」が気になる鈴木は、好きだということが絶対にバレないように、谷と接するしかなかった。そんなある日、鈴木と谷は偶然一緒に下校し、ふとしたきっかけで手をつないだ。翌日、そんな二人を見かけた人がいたらしく、鈴木は谷と付き合っているのかと質問される。鈴木は顔を真っ赤にして、必要以上に強く否定してしまうが、運悪くそれを谷に聞かれてしまった。すると谷は「昨日のことは忘れて」と言い残して教室をあとにした。鈴木は意を決して、クラスメートたちの前で、はっきりと谷への想いを告白する。そして全力で谷を追いかけ、大声で「好きだ」と告げた。実は鈴木のことが気になっていた谷は、彼女の告白を受け入れる。こうして、正反対の性格をした二人の初々しい恋愛が始まるのであった。
登場人物・キャラクター
鈴木 (すずき)
高校2年生の女子。谷のクラスメートで隣の席同士。お団子ツインのロングヘアー、両八重歯、ハート型のイヤリングが特徴のギャルで、明るく元気な性格で友人も多い。自分の意見を無理に通さず、空気を読んで周りに合わせるため、ときどき疲れてしまう。しっかりと自分を持っている谷に憧れていた。あることがきっかけで、谷に自分の気持ちを告白し、付き合うことになる。
谷 (たに)
高校2年生の男子。鈴木のクラスメートで隣の席同士。黒縁メガネの物静かな優等生で、図書委員。無口なモブ男子だが、必要なときは自分の意見が言えるしっかり者。また、人によって態度を変えることも、無駄に人に合わせることもない。隣席の鈴木に、毎日関係のないむちゃぶりをされるうちに、次第に彼女の存在が大きくなっていた。鈴木の告白を受け「ダサい自分で良ければ」と交際を了承する。
書誌情報
正反対な君と僕 7巻 集英社〈ジャンプコミックス〉
第1巻
(2022-07-04発行、 978-4088831251)
第2巻
(2022-10-04発行、 978-4088832753)
第3巻
(2023-03-03発行、 978-4088833958)
第4巻
(2023-07-04発行、 978-4088836300)
第5巻
(2023-11-02発行、 978-4088836973)
第6巻
(2024-03-04発行、 978-4088838588)
第7巻
(2024-08-02発行、 978-4088841434)