概要・あらすじ
夏の海辺で出会った男女が、何となく惹かれあう姿を淡々と描く。青春や恋愛要素と、物語全体を覆う暗い陰の対比が際立つ作品。つげ義春の代表作の一つ。
登場人物・キャラクター
青年 (せいねん)
母親に誘われて海にやってきた青年。やせ型。普段は東京のアパートに住む。ショートカットの美少女に惹かれる。雨の中、泳ぎおさめをするという美少女に付き合って海に入る。
美少女
東京から一人で海にやってきたショートカットの美少女。ファッションデザイナー。翌日東京へ帰るため、雨の中自分でデザインしたビキニを着て泳ぐ。
場所
海辺 (うみべ)
主人公の青年の母の故郷。作中に地名は登場しないが、つげ義春の言により、千葉県大原の海岸であることが判明している。