概要・あらすじ
郊外のボロ家に引っ越してきた青年が、いつの間にか縁の下に棲みつき、そしてまたどこかへ消えてしまった蟹に思いを馳せる姿を描く。つげ義春の代表作『李さん一家』の続編的な作品。
登場人物・キャラクター
青年 (せいねん)
郊外の一軒家に引っ越してきた青年。自然とともにある生活に憧れていたが、単調な暮らしに飽き始めている。そんな折、縁の下に蟹が住みついたのを見て興味を抱く。
李さん (りさん)
主人公である青年の家の2階に妻や子供たちと居候している。トリ語を話せると自称する。中華そば屋の下水で、いなくなった蟹を見たという。
場所
郊外のボロ屋 (こうがいのぼろや)
『蟹』で主人公の青年が住んでいる一軒家。二階にはいつの間にか住みついた李さん一家がいる。