紅い花

紅い花

雄大な自然を背景に思春期の少年少女の交流と感情を描いた叙情的な作品。

正式名称
紅い花
ふりがな
あかいはな
作者
ジャンル
その他
レーベル
コミック文庫(青年)(小学館)
巻数
既刊1巻
関連商品
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概要・あらすじ

渓流釣りに来た青年を狂言回しに、峠の茶屋で店番をする少女キクチサヨコとその同級生マサジの交流を描く。雄大な自然を背景に、思春期の少年少女の不安定な感情を描いたつげ義春の代表作のひとつ。

登場人物・キャラクター

キクチ サヨコ

『紅い花』の主人公の一人。おかっぱ頭の少女。父が病気のため、峠の茶屋で店番をしており、学校を休むことが多い。通りがかった青年を峠の茶屋に勧誘してシンデンのマサジを紹介する。マサジと同級生だが、事情があり年齢は2歳上。思春期にさしかかった少女で、青年が訪ねてきた日に初潮を迎える。

シンデンのマサジ

『紅い花』の主人公の一人。軍人帽を被る小学六年生の少年。キクチサヨコに淡い好意を抱いているが、逆に悪戯をする。青年を釣り場に案内した帰りに、サヨコが川で初潮を迎えたのを紅い花が落ちたと見まがう。

青年 (せいねん)

渓流釣りに来た旅人。キクチサヨコの呼び込みで峠の茶屋に立ち寄る。サヨコにシンデンのマサジを紹介され、釣り場に向かう。

その他キーワード

紅い花

『紅い花』に登場する花。渓流釣りに来た青年がシンデンノマサジに案内されて釣り場に向かう途中に咲いていた見事な紅い花。花の種類は不明。マサジの言によればイワナが通じをよくするために時々食べるという。また、初潮を迎えたキクチサヨコが、川にしゃがみ込んだ際に流れた赤い血を見て、マサジが紅い花だと叫ぶ。

書誌情報

紅い花 1巻 小学館〈コミック文庫(青年)〉

第1巻

(1994-12-14発行、 978-4091920225)

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