猫のようなナニカ

猫のようなナニカ

道端にいた猫に似た謎の生き物のナニカと、その拾い主である男子小学生とのほのぼのした交流を描いた、ハートフルな物語。猫好きの著者、アヅミイノリがTwitterで配信した作品で、コミックス刊行にあたって加筆と修正が加えられている。

正式名称
猫のようなナニカ
ふりがな
ねこのようななにか
作者
ジャンル
動物・ペット
関連商品
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あらすじ

第1巻

男子小学生の江巳安連矢は、雨の日の帰宅中に道端で雨宿りをしている猫を発見する。おなかがすいているそぶりを見せる猫の姿を見て、思わず家に連れ帰ってしまった連矢は、親に内緒でその猫を飼おうとする。しかし、聞いたこともない奇妙な声をあげたり、いつの間にか天井に張り付いている姿を見て、連矢はそれが猫ではない得体の知れない何かではないかと思い始めるのだった。(「はじめまして」。ほか、18エピソード収録)

登場人物・キャラクター

ナニカ

猫によく似た謎の生き物。全身を黒い毛に覆われ、まん丸で黒目がちな目が特徴。性別は不明。道端で腹をすかせていたところを江巳安連矢に拾われ、家で飼われることになった。猫ではないことを連矢に気づかれたため、「ナニカ」と名づけられる。優しくおとなしい性格で、ふだんは必要以上に動いたりせずに、じっとしていることが多い。食事時には「じゅるるぐじゅ」と、なんとも形容しがたい、鳴き声らしき音を発する。首と体を分離できる、天井に張り付ける、全身をライトのように発光させられるなど、妖怪じみた数々の能力を持っている。人間の言葉を理解することができ、連矢の願いを聞いて、自ら発光する場合もある。猫用のトイレと風呂、注射が嫌い。体に水がかかると、小さくなってしまう。好物は、メロンパンと猫用のエサのちゅるる。特にちゅるるは泣くほど大好き。連矢には非常に懐いている。

江巳安 連矢 (えみあ れんや)

小学6年生の男子。学校からの帰宅中に腹をすかせたナニカと出会い、家まで連れ帰った。当初はナニカのことを一風変わった猫だとカンちがいしていたが、その動きや鳴き声を観察し、猫ではないと気づく。それが猫ではなく得体の知れない何かという安直な理由で、「ナニカ」と名づけていた。おとなしくて優しいナニカのことを溺愛し、かいがいしく面倒を見ている。

辻 愛理 (つじ あいり)

小学6年生の女子。江巳安連矢の同級生で、「ウーちゃん」という猫を飼っている。動物の飼い方を知らない連矢から、ペットの世話について相談を受け、親身になってアドバイスを送っていた。ナニカにも会ったことがあるが、謎の生き物であると気づかず、最後までふつうの猫だと思っていた。

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