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甘木唯子のツノと愛
アニメーション作家としても活動する久野遥子の初作品集。周りとの同調をテーマに、小学生の女子二人の友情を描いた『透明人間』、巨大化して怪獣を倒すバイトをする女子高生の恋を描いた『IDOL』、着ぐるみがもたらす心理的変化をテーマにした『へび苺』、頭にツノが生えている少女、甘木唯子とその兄の、いなくなった母への複雑な思いを描いた『甘木唯子のツノと愛』の4編を収録。いずれの作品も、痛くて愛(いと)おしい「少女」を描いており、「ツノ」や「巨大化」といった、少女のメタモルフォーゼ(形態の変容)といったテーマも多い。作画面では、アニメーション作家らしく、卓越した構図や背景、生き生きとした人物の動きが高い評価を得ている。『透明人間』(「月刊コミックビーム」2010年11月号)、『IDOL』(2010年、第12回えんため大賞・特別賞受賞作)、『へび苺』(「月刊コミックビーム」2012年11月号)、『甘木唯子のツノと愛』(「月刊コミックビーム」2017年5月号から7月号)。2018年、第21回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門新人賞受賞。
登場人物・キャラクター
甘木 唯子 (あまぎ ゆいこ)
中学1年生になったばかりの少女。本人と兄の甘木宏喜しか見えない「ツノ」が頭に生えている。本人はツノが生えていると思いこんでいるため、家の中以外では帽子が手放せない。兄の命令で、毎日、ぬいぐるみをツノで刺す特訓をしている。
甘木 宏喜 (あまぎ ひろき)
甘木唯子の兄。剣道部に所属する中学生。背が低い。妹からは「ひろちゃん」と呼ばれている。幼い兄妹を残し、家を出ていった母親を憎んでおり、妹にツノで母を刺す特訓をさせている。写真家の母譲りか、カメラが趣味。
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