概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
上条 桂介 (かみじょう けいすけ)
六段のプロ棋士である青年。対局中に謎の頭痛と共に盤上に向日葵が咲き誇る幻覚を見ることがある。その幻覚をきっかけに閃いた一手で、これまで数多くの対局を勝利に導いてきた。長野県の高校を卒業後、東京大学に進学。卒業後は外資系企業に3年間勤務し、その後IT企業を立ち上げて成功を収め、数十億円の資産を築いた。しかし、突如として実業家を引退し、奨励会を経ずに異例の経歴でプロ棋士としてデビューを果たす。アマチュアタイトルを総なめにし、プロ公式の新人王戦でも優勝を飾るなど、瞬く間に頭角を現した。不利な状況から一瞬のスキを突き、燃え上がる炎のように相手の玉を追い詰めるその棋風から、「炎の棋士」と呼ばれている。しかし、その輝かしい活躍の裏には、少年時代に父親の庸一からの暴力や、同年代の少年たちからの執拗ないじめに苦しんだ壮絶な過去があった。
佐野 直也 (さの なおや)
大宮警察署に勤務する巡査の青年。真ん中分けの髪型に眼鏡をかけている。16歳から26歳までプロ棋士を目指して奨励会に所属していたが、年齢制限により夢を断念。その後、警察官へと転身した。優れた洞察力を持ち、会話の些細な違和感から決定的な証言を引き出すことが得意。一方で、不器用で自分を取り繕うのが苦手なため、捜査中に他人を演じようとするとすぐにボロが出てしまう。「天木山山中男性死体遺棄事件」では、将棋に詳しい経歴を買われ、優秀なベテラン警部補の石破剛志とコンビを組んで捜査にあたることになる。この事件に桂介が関与していると確信している。
クレジット
- 原作
-
柚月 裕子
書誌情報
盤上の向日葵 3巻 KADOKAWA〈ヒューコミックス〉
第1巻
(2023-03-03発行、978-4046822666)
第2巻
(2023-11-04発行、978-4046830128)
第3巻
(2025-10-03発行、978-4046836595)







