盤上の向日葵

盤上の向日葵

柚月裕子の小説『盤上の向日葵』のコミカライズ作品。現代の日本を舞台に、異例の経歴でプロ棋士となった上条桂介の波乱に満ちた半生と、ある事件現場に残された将棋の駒を手がかりに、警察官の佐野直也が死体遺棄事件の真相にせまる将棋サスペンス。KADOKAWA「COMIC Hu」で2022年10月から配信の作品。2019年9月にテレビドラマ版『盤上の向日葵』がNHK BSプレミアムで放送。その際は原作の佐野直也が女性の佐野直子に変更され、桂介を千葉雄大、直子を蓮佛美沙子が演じている。また、2025年10月に映画版が公開され、こちらは桂介を坂口健太郎、直也を高杉真宙が演じている。

正式名称
盤上の向日葵
ふりがな
ばんじょうのひまわり
原作者
柚月 裕子
漫画
ジャンル
推理・ミステリー
 
将棋
レーベル
ヒューコミックス(KADOKAWA)
巻数
既刊3巻
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

上条 桂介 (かみじょう けいすけ)

六段のプロ棋士である青年。対局中に謎の頭痛と共に盤上に向日葵が咲き誇る幻覚を見ることがある。その幻覚をきっかけに閃いた一手で、これまで数多くの対局を勝利に導いてきた。長野県の高校を卒業後、東京大学に進学。卒業後は外資系企業に3年間勤務し、その後IT企業を立ち上げて成功を収め、数十億円の資産を築いた。しかし、突如として実業家を引退し、奨励会を経ずに異例の経歴でプロ棋士としてデビューを果たす。アマチュアタイトルを総なめにし、プロ公式の新人王戦でも優勝を飾るなど、瞬く間に頭角を現した。不利な状況から一瞬のスキを突き、燃え上がる炎のように相手の玉を追い詰めるその棋風から、「炎の棋士」と呼ばれている。しかし、その輝かしい活躍の裏には、少年時代に父親の庸一からの暴力や、同年代の少年たちからの執拗ないじめに苦しんだ壮絶な過去があった。

佐野 直也 (さの なおや)

大宮警察署に勤務する巡査の青年。真ん中分けの髪型に眼鏡をかけている。16歳から26歳までプロ棋士を目指して奨励会に所属していたが、年齢制限により夢を断念。その後、警察官へと転身した。優れた洞察力を持ち、会話の些細な違和感から決定的な証言を引き出すことが得意。一方で、不器用で自分を取り繕うのが苦手なため、捜査中に他人を演じようとするとすぐにボロが出てしまう。「天木山山中男性死体遺棄事件」では、将棋に詳しい経歴を買われ、優秀なベテラン警部補の石破剛志とコンビを組んで捜査にあたることになる。この事件に桂介が関与していると確信している。

クレジット

原作

柚月 裕子

書誌情報

盤上の向日葵 3巻 KADOKAWA〈ヒューコミックス〉

第1巻

(2023-03-03発行、978-4046822666)

第2巻

(2023-11-04発行、978-4046830128)

第3巻

(2025-10-03発行、978-4046836595)

SHARE
EC
Amazon
logo