概要・あらすじ
総裁Xが宇宙に去った約3年後。もはや、世界を脅かす敵は存在しないと判断し科学忍者隊ガッチャマンの解散が決定された。その矢先、南太平洋海上に総裁Xが襲来した。総裁Xは特殊な装置で成長させた一人の子供を、ギャラクター司令官ゲルサドラとして仕立て上げ、世界征服の野望を復活させたのである。
そこで科学忍者隊ガッチャマンが再結成され、再びギャラクターとの戦いに乗り出すことになった。
登場人物・キャラクター
鷲尾 健 (わしお けん)
正義感の強い青年。特に直情的になり強引な作戦を行う時もある。今作では、バードソーサーというフリスビーのような武器を使う。
ゲルサドラ
『科学忍者隊ガッチャマンⅡ』に登場する総裁Xの部下。総裁Xが登場したとき破壊した豪華客船に父と2人で乗っていた。当時3歳だったゲルサドラを総裁Xは3ヶ月程度で20代半ばの身体に成長させた。 逃げ足の速い姑息なキャラクターとして描かれている。
パンドラ博士 (ぱんどらはかせ)
今作の物語としての中心人物。物語中盤から南部博士の秘書として登場する女性科学者。実は、ゲルサドラの母親。
ドクターラッフェル
元はギャラクターの配下に居た科学者。死亡したコンドルのジョーをサイボーグとして蘇生させた。総裁Xを憎み、何とか倒そうと計画する。ジョーの体内には総裁Xと呼応すると爆発するという仕掛けが施されていた。 ジョーはそれを利用して総裁Xともども、自爆しようとする。
燕の甚平 (つばくろのじんぺい)
前作に比べて精神的にも成長している。武器はリバウンドボールというグローブとボールを使う。
コンドルのジョー
物語の序盤では登場せず、科学忍者隊ガッチャマンのメンバーを陰ながら守っていた。実は、前作での最後の戦いで戦死した彼は、ドクターラッフェルにサイボーグとして蘇生させられていた。武器は羽手裏剣。
みみずくの竜 (みみずくのりゅう)
武器はグリッパーという粘着性の強いゴムのようなもので、敵を捕縛して投げることができる。
白鳥のジュン (しらとりのじゅん)
科学忍者隊ガッチャマンの紅一点。オーロラリボンという新体操の競技に使う器具に似た武器を使う。科学忍者隊ガッチャマンの溜まり場兼、連絡場所としてのスナックJも経営している。
南部博士 (なんぶはかせ)
科学忍者隊ガッチャマンを作った人物。国際科学技術庁(ISO)の博士。海底基地Gタウンから指揮をとる。
その他キーワード
ニューゴッドフェニックス
『科学忍者隊ガッチャマンⅡ』に登場する科学忍者隊ガッチャマンたちの戦闘機。ゴッドフェニックスとは構造が違い、科学忍者隊ガッチャマンのそれぞれの乗り物を格納するというタイプに変わっている。
総裁X (そうさいえっくす)
『科学忍者隊ガッチャマンⅡ』に登場する宇宙人の意識。物語の最後に巨大なコンピューターが総裁Xの本体である事が明かされる。大鷲の健の必死の攻撃で破壊される。