概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
山田 一郎 (やまだ いちろう)
片平大学の教授の男性。黒縁メガネと無精髭が特徴。研究熱心で、毎日のように遅く帰宅している。大滝詠一のセカンドシングル「空飛ぶくじら」を購入したところ、5歳の娘、こはるから誕生日プレゼントに「そらとぶくじらが見たい」とおねだりされてしまう。
こはる
山田一郎の娘。5歳の少女。父が買った大滝詠一のセカンドシングル「空飛ぶくじら」の影響か、自分の誕生日に「そらとぶくじらが見たい」と言い出す。
スズキスズヒロ初の作品集。舞台は現代の日本。作者の出身地である仙台市を思わせる、とある町が舞台。進路に悩む女子高生と、柔軟な思想を持った中年教師を描いた『木村先生』、工業高校の落ちこぼれ四人組の18年後を描いた『銃声を削り出す』、作者のデビュー作で、鉄道オタクの高校生がオフ会に参加するために初めて上京する『TRAINSPOTTING』、カーレースに魅了され、親友となった少年二人が、別々の道を歩むことになる『TAXI DRIVER』、小学校からの下校途中、森林公園に寄り道した女の子の小さな冒険を描いた『KIDS RETURN』、大滝詠一の同名曲から着想を得た作品で、誕生日を迎える5歳の娘から「そらとぶくじら」が見たいとおねだりされる大学教授を描いた表題作『空飛ぶくじら』の6作品を収録。不器用ながらもまっすぐな少年少女や大人たちの、かけがえのない人生の1ページを、リアルな人物描写と独特のタッチで描いている。単行本描き下ろし『空飛ぶくじら』(2019年9月)以外は、いずれもイースト・プレス「Web Media マトグロッソ」に掲載。『木村先生』(2017年3月)、『銃声を削り出す』(2019年5月)、『TRAINSPOTTING』(2016年4月)、『TAXI DRIVER』(2016年6月)、『KIDS RETURN』(2016年8月)。2021年、第24回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門新人賞を受賞。
片平大学の教授の男性。黒縁メガネと無精髭が特徴。研究熱心で、毎日のように遅く帰宅している。大滝詠一のセカンドシングル「空飛ぶくじら」を購入したところ、5歳の娘、こはるから誕生日プレゼントに「そらとぶくじらが見たい」とおねだりされてしまう。
山田一郎の娘。5歳の少女。父が買った大滝詠一のセカンドシングル「空飛ぶくじら」の影響か、自分の誕生日に「そらとぶくじらが見たい」と言い出す。