概要・あらすじ
柔道紅流の創始者・紅正五郎は、片目の男との野試合で殺されてしまった。正五郎の息子紅三四郎は父の仇を討つべく、片目の男を探す旅へ出る。世界各国をめぐる三四郎の前には、様々な格闘家との死闘が待ち受けていた。
登場人物・キャラクター
紅 三四郎 (くれない さんしろう)
父から幼い頃より紅流の修行を受けてきた。その父が片目の男との野試合で殺されてしまったことから、仇を探して世界を回る旅へと出立する。仇の手がかりは片目であるということのみ。母の形見の赤い柔道着を手に、三四郎は片目の格闘家を捜し求めて、様々な格闘家と闘い続ける。 その闘いの中で三四郎は格闘家としても、また精神的にも大きく成長してゆくのだった。
ケン坊 (けんぼう)
紅三四郎の強さに憧れ、彼を追いかけて一緒に世界を回る少年。両親を亡くした孤児である。苦労してきたためか世間ずれしているところがあり、それが三四郎の旅をサポートする大きな力となっている。
ボケ
『紅三四郎』に登場するキャラクター。ケン坊の飼い犬。ボーッとした外見とは裏腹に、トラブル時に役立つ賢さを備えている。敵の見張り番をおびき出すことくらいはお手の物。特に嗅覚力は飛び抜けている。三四郎とはぐれてしまったケン坊が、三四郎と再会できるのもボケの鼻のおかげである。
紅 正五郎 (くれない しょうごろう)
三四郎の父で柔道家。必殺の新流派紅流の創始者。三四郎を幼い頃から鍛え上げてきた。片目の男との野試合により命を落とす。正五郎の死が、三四郎を仇討ちの旅へと旅立たせた。
その他キーワード
紅流 (くれないりゅう)
『紅三四郎』の登場人物である紅正五郎が編み出した格闘の新流派。そのスタイルは柔道という枠をはるかに越えた、立ち技の総合格闘技的なものである。「紅流隕石崩し」「紅半月崩し」「紅諸刃突き」「紅回転満月」「紅三段蹴り」「紅十字星落とし」など、多彩な技を有する。
紅号 (くれないごう)
『紅三四郎』の主人公三四郎のバイク。真紅のボディカウルは紅流のシンボルカラー。この紅号に乗って世界各国を旅する。どんな過酷な環境や、敵からの攻撃にも耐え、三四郎の旅を強力にサポートしている。
クレジット
原作
紅三四郎 (くれないさんしろう)
紅流柔術の使い手・紅三四郎が父の仇である「義眼の男」を探して旅する姿を描く。テレビアニメ化以前に描かれたものと、アニメからのコミカライズ版があり、前者は久里一平、後者は吉田竜夫の著作である。 関連ページ:紅三四郎