概要・あらすじ
女子高校生の紺野さんは感情豊かながら、実は口下手でデートの時も積極的になれないタイプだった。そんな紺野さんは、大好きな人に手をつながれると少し慌てて、逆に手を離されるとちょっとがっかりしてしまう。デートを終えて自宅へ帰った紺野さんは、お風呂に入っても、好きな相手とつないだ左手を湯船に入れることができずにいた。その左手の匂いを嗅いでみるものの、自分の手の匂いしかせず、「そりゃそうだわ」と1人で完結してしまう。
その後、いるはずのない人影を念入りに確認し、紺野さんは左手を舐めてみる。こうして紺野さんの日常は、取り留めもなく過ぎていくのだった。
登場人物・キャラクター
紺野さん (こんのさん)
あっさり顔の色白で、肩にかからない長さの無造作ヘアが清楚な雰囲気を漂わせている女子高校生。独特のクセがある匂いが大好きな匂いフェチであり、1人遊びや、やる気のないコスプレも好き。Sっ気があり、やや残酷な性癖も垣間見えるが、恋には奥手。ちなみに本名は「紺野美雪」。
藤枝 君子 (ふじえだ きみこ)
紺野さんの親友の女子高校生。あだ名は「メンチ」。ロングヘアのワンレングスを片方ヘアピンで留めており、垂れ目で唇が少し分厚い。少々Mっ気があり、すぐに泣いてしまう。紺野さんの黒柳徹子の声マネが好き。
八木沼 瞳
紺野さんの友達の女子高校生。ウェーブのかかったロングヘアに黒目がちのつぶらな瞳をしている。紺野さんとは、組んず解れつで匂い匂われの取っ組み合いをする好敵手(ライバル)。周囲からは、「鼻フェチNo.2」だと認識されている。