概要・あらすじ
10年前に小ヒットを出し、そこそこ知名度もあった主人公の漫画家は、その後は大して人気が出ることもなく、近い将来廃業することが目に見えている「終わった漫画家」だった。どうせなら、廃業する前に結婚しておきたいと考えた彼は、法に触れるのではないかと不安に思いながらも、結婚相手を探すために女性のアシスタントを募集することを考えるのだった。
登場人物・キャラクター
漫画家 (まんがか)
デビューして10年ほど経つ漫画家の男性。デビュー時には小ヒットを出したこともあり、そこそこ忙しかった。その後、大したヒット作に恵まれることもなく過ごす。現在はすぐに廃業するほど不人気でもないが、この先、大成する見込みもないという状況にある。そのため自分のことを「終わった漫画家」と思っている。どうせ廃業するなら結婚しておきたいと思い、女性のアシスタントを募集し始める。
女子高生 (じょしこうせい)
メガネをかけて髪を三つ編みにしている女子高生。16歳で漫画家を志望している。孤高の存在を気取りすぎて、周囲からは軽くいじめられている。人前で漫画を描くのは恥ずかしく、プロットばかり描いているので画力は今ひとつ。情熱だけは人一倍あるが、同時にプロになることに不安もある。とりあえず落ち目の漫画家のところでアシスタントをしてみようと思いたち、漫画家のアシスタントに応募する。
店員さん (てんいんさん)
漫画家の近所にある100円ショップでバイトをしている女性店員。学生時代は太っており、大人しくて押しの弱い性格もあって暗い人生を送っていた。バイトに行く途中でバイク事故に遭い、意識不明の重体になる。退院後、痩せたことで周囲の男性からチヤホヤされるようになり、どうせなら玉の輿に乗ろうと思い、漫画家のアシスタントに応募する。 しかし、とくに絵は描いたことがない。