概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
サムソン
高校の青びょうたんマンガ研究会のメンバー。他が一流のエロ漫画家を目指すなか、ひとりだけ男の裸が出てくるマンガしか描いていない。1年後、他のメンバーがエロ漫画家になっていたが、それでもひとりで男の裸ばかりを描いていた。その後、児童ポルノ規制法で、女性の裸をマンガで描けなくなった他のメンバーが集まり、児童ポルノ規制法を免れたサムソンのことを思い出す。
成内 鰭太郎 (せいうち ひれたろう)
過去に数々のヒット作を出した売れっ子漫画家。彼にとってはマンガは惰性で作る商品だった。しかし、アシスタントが一斉に休みを取るため、ひとり黙々と原稿に向かうと、昔の熱さを思い出していく。雑誌掲載の締切なども過ぎて夢中になった結果、100ページの『パンチラねえちゃん』を完成させて亡くなる。
鱧木 (はもき)
漫画家になって、激太りした。スマートだった時代のクラスメイトの可愛い女子が上京するが、その姿を見て驚き、ダイエットをさせようとするも失敗する。
囲碁町 ケンジ (いごまち けんじ)
『少年スピリッツ』でデビューした漫画家。『少年スピリッツ』増刊号でデビュー。デビューした途端に慢心して天狗になる。が、あちこちで「自分は漫画家だ、知らないのかと」からむが、ことごとく「知らない」という返事ばかりで、逆上して犯罪をおかしてしまう。
雷行 (らいぎょう)
デビューもままらないアマチュア漫画家だったが、同窓会では漫画家と名乗る。17年間の間に尊大な自尊心を持ち、マンガを描くよりも漫画家になってちやほやされる自分を夢想している。
寒主 ヒロミ (かんぬし ひろみ)
少女漫画家・山田天使のアシスタント。マンガに関して考えや話すことがすべて先生の借りものとなって、自身はからっぽという人間。
泥田坊 あきら (どろたぼう あきら)
新人漫画家で、血みどろホラー『鬼畜の華道』がヒット中。しかし、子供が出来たことにより、すっかりハートフルで平和路線の漫画を描くようになっていく。
ザザ山 めぐる (ざざやま めぐる)
少年天国に『鼻茸くん』を連載中の漫画家。人気作だったが、連載3年目あたりから下降。『鼻茸くん』を打ち切り、『少年浄土』を新連載するが、惨憺たる結果となる。
満城 健雄 (まんじょ たけお)
デビュー10年で相当数のヒット作をものにしている手堅い中堅作家。『そのとおりくん』を連載中に、飯摩瀬が新担当となる。
花摘 クララ (はなつみ くらら)
史上最年少。小学5年生の天才小学生漫画家。