カガクチョップ

カガクチョップ

マッドサイエンティスト少女の発明する品々が、周囲に騒動を起こすさまを描いたスラップスティック・コメディ。メインとなる登場人物は3人のみに絞られている。1巻には読み切り短編「吸血会議」、2巻には「おまけのテレビCM用四コマ選外ラフ」「特製付録盛本さんペーパーフィギュア」、3巻には「超おまけフル可動人工サンタペーパーフィギュア」が収録されている。

正式名称
カガクチョップ
ふりがな
かがくちょっぷ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

科学部部長の鈴園沙衣はマッドサイエンティスト。科学室にこもって日々実験と発明を繰り返している。爆発や騒動を起こしている彼女を、隣のクラスの委員長長倉蓮が毎回注意しにやってくる。実験により凍結されていたもう1人の科学部員盛本雨柚をも巻き込み、沙衣の過激で残虐な実験が繰り広げられる。

登場人物・キャラクター

鈴園 沙衣 (すずぞの さい)

科学部部長の女子高校生。B組。ぼさぼさの髪の毛にメガネをかけ、いつも白衣を着ている。前髪に長いアホ毛がある。怪しげなものを発明しては、委員長の長倉蓮に怒られている。発明で大惨事に至ることが多いが、本人は「想定内の被害」だと思っており、取り乱すことは一切ない。部員の盛本雨柚をしばしば実験台にしている。発明品は、化学薬品、ロボット、生物と多岐にわたっており、人体に直接影響を及ぼすものばかり。 中には実際に死に至らしめたと思われるアイテムもある。本人もまた、自分の作った生物に殺されかけた経験がある。作った発明品は基本的にことごとく役にたたず、迷惑をかけてばかりいる。犬サボテンを作成して以来、ずっと飼い続けている。

長倉 蓮 (ながくら れん)

メガネを掛けたショートカットのクラス委員長。生真面目で、学校の秩序を正そうと考えている少女。A組在籍だが、B組の科学部部長鈴園沙衣がいつも迷惑な発明をしているのを見て、「部活の範疇を超えた危険なことはするな」と叱りつけにきている。しかし、沙衣の口車に乗せられて度々実験台になり、迷惑を被っている。絶対にうまくいかないと知りつつも、便利そうな発明を見るとついつい興味を持ってしまう性分。 科学部の被験者である盛本雨柚のことを常々心配しており、彼女との仲はいい。

盛本 雨柚 (もるもと うゆ)

科学部員。C組。犬耳のような髪型の少女。部長の鈴園沙衣の実験に付き合っていた際冷凍されてしまい、凍ったままになっていたところを解凍された。明るくポジティブで、あまり物事を深く捉えない性格。お菓子がもらえると聞いて、科学部に入部した。食べることとかわいいものが好き。沙衣が作る無茶な発明にいつも付き合って、度々死にかけている。 沙衣の作った合成生物犬サボテンをかわいがっている。

人工サンタ (じんこうさんた)

インスタントに作成できる人工生命体。鈴園沙衣によって開発された。寝ている人の枕元にプレゼントを置く習性があるため、お父さんがサンタの代わりをしなくてすむようになる。人間よりも大きく、視界に入った箱状のものを本能的に持ち出すように設定されている。朝日に当たると自動消滅する。一代目は起きている人間を見ると、殴り倒して寝かせる危険性があった。 改良型は太っており、口から立方体の人工プレゼントを生成できるようになった。

犬サボテン (いぬさぼてん)

鈴園沙衣によって作られた、サボテンと犬の遺伝子を掛けあわせた新しい植物。エサは水と光合成だけですむため、手間がかからない。犬と知能が変わらず、同じ習性を持っているので、自由に動きまわったり芸ができたりする。ただし触るととげが刺さるため、非常に扱いづらい。盛本雨柚にはかわいがられている。科学室で飼われており、準レギュラー・マスコットキャラとしてたびたび登場している。

掃除ロボ一号 (そうじろぼいちごう)

部屋の片付けを自動でするロボット。鈴園沙衣によって作られた。全てを捨てきることができず、優柔不断に保留してしまうため、部屋は全くきれいにならない。

デンキナマズ

緊急時発電用のナマズ。鈴園沙衣によって作られた。陸生のために足が4本生えている。電球をくわえると光る。高圧電流を持っているため、心停止した人間を蘇生することもできる。

タケネズミ

キノコの毒を見分けるための人工生物。鈴園沙衣によって作られた。背中にキノコが生えている。毒キノコを食べると、ネズミ部分が死に、キノコ部分が食べられるようになる。

喉から餅取り除きロボ (のどからもちとりのぞきろぼ)

餅を喉に詰まらせた人に反応して素早く餅を取り除くためのロボット。鈴園沙衣によって作られた。右手に吸引用の機械がついているが、吸引はしない。

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