概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
島袋 全優 (しまぶくろ ぜんゆう)
漫画家志望の少女。沖縄県のイラスト系専門学校に通っている。2011年時点で年齢は19歳。ピンク色の髪を2本の三つ編みにしている。那覇で家族と共に暮らしているが、学校に通いながらアルバイトを三つ掛け持ちする生活を続けている。つねにお腹の調子が悪く、病院では腸炎と診断されるものの、のちに難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」と診断される。最初の担当医が藪(やぶ)医者だったため治療が遅れたが、セカンドオピニオン先で出会ったドクターSの計らいで転院し、治療に専念することとなる。バナナをはじめ果物全般が嫌いで、脂質の多い洋菓子を好んでいたこともあり、ドクターSや研修医の山田から叱責されている。そんな中、学校に出張編集部がやって来た際、最初の担当編集者のMと連絡先を交換した。その後、月齢賞の奨励賞を経て連載を勝ち取り、漫画家デビューを果たす。本作の作者で実在の人物、島袋全優がモデル。
ドクターS (どくたーえす)
島袋全優の2番目の担当医を務める男性。オールバックにした白髪に髭(ひげ)を蓄え、右目に眼帯、額に迷彩柄のバンダナを巻いている。消化器内科の専門医で、難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」の患者を多く診ており、全優のセカンドオピニオンに選ばれる。本来なら転院まで1か月かかるとされていたが、全優の症状を見るや、即座に転院を受け入れている。また、まるで野戦病院のような過酷な勤務状態ながら、東日本大震災後は救護活動にも赴いている。熱心な白米信者でもあり、潰瘍性大腸炎患者に必要な高カロリー食として米を食べることを推奨している。