しあわせのかたち

しあわせのかたち

テレビゲームを題材にしたギャグ漫画。連載前半は様々なテレビゲームを由来としたキャラクターたちが冒険を繰り広げる姿を描くパロディ漫画であり、後半は作者である桜玉吉の日常を描いたエッセイ風のギャグ漫画の色合いが強い。全ページフルカラーで描かれており、連載誌が漫画雑誌ではなかったため、4コマ漫画形式で描かれたもの以外はセリフが横書きである。桜玉吉の初期の代表作。

正式名称
しあわせのかたち
ふりがな
しあわせのかたち
作者
ジャンル
エッセイ
 
ギャグ・コメディ
 
パロディ
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概要・あらすじ

連載前半は株式会社エニックス(現株式会社スクエア・エニックス)発売のテレビゲームドラゴンクエストⅡのプレイヤーキャラクターを由来とした、おまえべるのコイツを中心に、様々なゲームキャラクターが登場するパロディ漫画だが、後半は作者自身の日常を描いたエッセイ風のギャグ漫画となっている。

登場人物・キャラクター

べるの

『しあわせのかたち』の登場人物であり、ヒロイン的な存在。おまえと同じくゆうめいRPGIIのキャラクターとして登場後、レギュラー化。由来は株式会社エニックス(現株式会社スクエア・エニックス)発売のテレビゲームドラゴンクエストⅡに登場するムーンブルクの王女であるため、頭に犬の耳がある。 語尾に「~お」をつけて喋る。同じくドラゴンクエストⅡ由来のキャラクター、おまえ、コイツと共に三人組で活躍。

おまえ

主人公的な存在。ゆうめいRPGIIのキャラクターとして登場したが、その後、レギュラー化した。由来は株式会社エニックス(現株式会社スクエア・エニックス)発売のテレビゲームドラゴンクエストⅡに登場するローレシアの王子。体力はあるが、頭を使うのは苦手。ケンコー産業フェチ。 同じくドラゴンクエストⅡ由来のキャラクター、べるの、コイツと共に三人組で活躍。

コイツ

おまえ、べるのと同じく、ゆうめいRPGIIの登場キャラクターとして登場後、レギュラー化。由来は株式会社エニックス(現株式会社スクエア・エニックス)発売のテレビゲームドラゴンクエストⅡに登場するサマルトリアの王子。女好きのお調子者でツッコミ役。同じくドラゴンクエストⅡ由来のキャラクター、おまえ、べるのと共に三人組で活躍。

アリア

べるのの同級生の少女。一人称がオレで、男言葉で喋る。格闘技が得意。べるのとは仲がよく、その戦闘力や体術をもってピンチを救ってくれる。ぶっきらぼうで男勝りだが優しい性格。モデルは株式会社エニックス(現株式会社スクエア・エニックス)発売のテレビゲームドラゴンクエストⅢに登場する女戦士のキャラクターデザインからと思われる。 また、名前は同ゲームの地名、アリアハンに由来する。初登場時は、「アリヤ」と呼ばれていたが、おまえ、べるの、コイツの三人組に加え、4人目のレギュラーとなるにあたり、名前が「アリア」となり、髪の色も緑から紫に変更される。また、アリアを加えた4人組になったのも、ドラゴンクエストⅢのパーティーが4人組である影響と考えられる。

栗林 キミエ (くりばやし きみえ)

登場する際にはなぜかパンチラになったり、下着姿になったりするお色気担当の女性。妹は栗林ラミヱ(13歳)。

しもん

コナミ株式会社発売のテレビゲーム悪魔城ドラキュラⅡの主人公に由来するキャラクター。性格がひねくれており、目標のために他人を陥れようとすることもあるが、大抵失敗する。

ごいんきょ

白衣を着た2頭身の白髪の老人。耳の穴が鍵穴のような形をしている。

Dr.オリマ (どくたーおりま)

任天堂株式会社発売のテレビゲームドクターマリオに登場するドクターマリオを由来とするキャラクター。無免許医。敵の標的となることに疲れたアンズ姫と共に、キノコ族と鬼亀族が戦う星からやってきた。そのため、敵に追われるとパースーオリマに変貌し、筋骨隆々とした男性になる。

桜 玉吉 (さくら たまきち)

作者自身。作者の日常を描いたエッセイ漫画となった後半の『しあわせのかたち』の主人公。昭和36年2月2日生まれ。黄色いお面をかぶった青年の姿で描かれる。

ちょりそのぶ

桜玉吉の古い友人であり、アシスタントとして原稿の色塗りをしている。筋金入りのニヒリストだが、悪徳商法の電話を信じたり、筋肉少女帯を女性のバンドだと思うなど、天然なところがある。

サイバー佐藤 (さいばーさとう)

『アスキーアイコン』編集部のアートディレクター(当時)。社内でホモであるという噂が流れた事がある。桜玉吉に対して高圧的で性格が悪い。

ナッキー

桜玉吉のアシスタント。

ひろせ君

『しあわせのかたち』の新人担当。バンドでドラムをやっている。『漫玉日記』など、後の作品にメインキャラクターのひとりとして登場。

場所

ゆうめいRPGII

株式会社エニックス(現株式会社スクエア・エニックス)発売のテレビゲームドラゴンクエストⅡをパロディ化している。

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