概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
リゾレット・モーガン
英国出身の少女。年齢は17歳で、カールのかかった金髪とアメジスト色の瞳の持ち主。まっすぐで素直な性格で、さりげなく気遣いができる。感情表現が豊かで喜怒哀楽に富んでおり、気が強くお転婆なところがある。思い立ったらすぐに行動せずにはいられないタイプで、何かと周囲を心配させることが少なくない。ある時、童話作家の曽祖父、ブライアン・アステアの処女作であるおとぎ話「ウィングチップでアメリカン」の世界に迷い込み、そこで花の都ギルディリエックのエスター・ギーディング・ギディングス王子と出会う。その後は互いに惹(ひ)かれ合って結婚し、さまざまな弊害に果敢に立ち向かいながら、エスターとの絆(きずな)を深めていく。金色花冠竜のシフェラザードに騎竜しており、リゾレット・モーガン自身の竜としてかわいがっている。英国には両親と、リゾレットのよき理解者である弟のピーターがいる。家族やエスターからは「リズ」の愛称で呼ばれている。
エスター・ギーディング・ギディングス
童話作家のブライアン・アステアが描いたおとぎ話「ウィングチップでアメリカン」の世界に登場する、花の都ギルディリエックの王子。年齢は19歳〜21歳くらいで、かなりの美形。銀糸のような輝く銀髪と真っ青な瞳を持つ。ある時、突然空から落ちてきたリゾレット・モーガンを保護することになる。その後、彼女と行動を共にするうちに互いに惹かれ合い、のちに結婚することになる。クールな性格で頭が非常にキレるが、感情表現が苦手なため、周囲からは誤解されがち。これが原因でリゾレットとケンカになることも少なくないが、リゾレットへの愛情を表現する時は、キスやハグ、愛の言葉を恥ずかしげもなく口にして、自らの気持ちを包み隠さずストレートに伝える。また、有事の際には自分の国を捨てる覚悟を持ってリゾレットを愛している。金色花冠竜のシンバットに騎竜しており、エスター・ギーディング・ギディングス自身の竜として強い信頼関係を築いている。