概要・あらすじ
時は19世紀末のイギリス、名門ファントムハイヴ家はわずか12歳ながら優秀な頭脳を持つ当主のシエル・ファントムハイヴと、何事も完璧に遂行する執事セバスチャン・ミカエリスらの手腕で繁栄していた。
そんなファントムハイヴ家には、女王の番犬としてヴィクトリア朝に仇なす脅威を取り除くというもう一つの顔がある。悪魔と契約を交わし驚異的な力を手にしたシエル。そして、契約を結んだ悪魔であるセバスチャンはその裏家業においても、完璧な働きを見せるのであった。
登場人物・キャラクター
セバスチャン・ミカエリス (せばすちゃんみかえりす)
日常的に執事に求められる仕事はもちろん、主人のシエル・ファントムハイヴの要求には全て完璧に答える。とくにファントムハイヴ家の裏稼業執行中に見せる戦闘能力は、人の域を超えた凄まじさを感じさせる。
タナカ
ファントムハイヴ家で働く家令。先代当主であるシエル・ファントムハイヴの父の代から仕える古株。
シエル・ファントムハイヴ (しえるふぁんとむはいゔ)
12歳という年齢ながら3年でファントムハイヴ家をイギリス最大の玩具・製菓メーカーへと発展させた。セバスチャン・ミカエリスとはある強固な契約によって結ばれている。
グレル・サトクリフ (ぐれるさとくりふ)
シエル・ファントムハイヴ母方の叔母、アンジェリーナ・ダレスに仕える執事。正体は死者の魂を刈り取ることを生業とする死神。
ファントムハイヴ家
『黒執事』に登場する架空の貴族。表向きは製菓・玩具で利益をあげている一族だが、裏ではヴィクトリア女王の命を受け、荒事も含めたさまざまな任務を遂行している。
劉 (らう)
表の顔はアジアに拠点を置く貿易会社、崑崙の支店長。本業は上海マフィア青幇の幹部。裏社会に精通し、さまざまな情報を持つ男。
メイリン
ファントムハイヴ家で働く女中。極度の遠視とドジの合わせ技でさまざまなトラブルを起こす。訛りの抜けないしゃべり方も特徴のひとつ。
葬儀屋 (あんだーていか―)
シエル・ファントムハイヴと面識のある情報提供者。情報の対価として\"極上の笑い\"を提供する。独自の価値観で行動する謎多き人物。
フィニアン
ファントムハイヴ家で働く庭師。華奢な見た目からは想像できない怪力を誇るが、庭師としての適性はゼロ。
バルドロイ
ファントムハイヴ家で働く料理人。しかし料理の腕は壊滅的で、まともな料理を作れたことがない。
クレジット
原作
黒執事 (くろしつじ)
13歳にして名門貴族、ファントムハイヴ伯爵家の当主を務め、天才実業家としての顔も持つシエル・ファントムハイヴと、その執事であるセバスチャン・ミカエリスが、舞い込んでくるさまざまな事件に挑み、解決してい... 関連ページ:黒執事