蒸気王

蒸気王

電気ではなく蒸気機関が発達した架空の日本を舞台に、謎の快傑・蒸気王が悪党と闘うスチームパンク冒険活劇。明治・大正期の雰囲気を作品全体に取り込んであり、ナレーションや登場人物の会話も講談や絵物語のようなレトロな表現で統一されている。ギャグや雑学エッセイ漫画が中心の作者にとって珍しいストーリー漫画。

正式名称
蒸気王
ふりがな
じょうきおう
作者
ジャンル
アドベンチャー
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概要・あらすじ

文明開化により蒸気の力が花開き、発展をとげている大日本帝国の首都・東京。この帝都に最近、電気の力を信奉する盗賊団がたびたび現われる。彼らの狼藉を阻止するため、どこからともなく正義の味方・蒸気王がやってくる。その名の通り蒸気の力に身を包んだ蒸気王は、見事な活躍で怪盗どもを成敗し、今日も帝都の平和を守るのであった。

登場人物・キャラクター

田宮 神風児 (たみや じんぷうじ)

世界的探検家として有名な青年。広大な城に住み、飛行船を所持するほどの大富豪。その正体は悪の手から帝都を守る正義の味方「蒸気王」である。蒸気服(じょうきスウツ)に身を包み空を飛び、様々な武器で悪党どもを退治する。

江戸川るにこ (えどがわるにこ)

帝都日報の若き女性記者。銀行から金塊の強奪をもくろんだ強盗たちを蒸気王が成敗した現場に居合わせた。彼の正体に強い興味を持ち、追いかけ始める。蒸気王のことは慕っているが、青年探検家の田宮神風児のことはキザなボンボンだと思っており、二人が同一人物だとは気づいていない。

隼お銀 (はやぶさおぎん)

帝都に名高い巾着切り(掏摸)の女性。青年探検家の田宮神風児の懐中から機密情報を盗んだおかげで、蒸気王と盗賊たちとの争いに巻き込まれた。男勝りの女傑だが、自分を盗賊から守ってくれた蒸気王に惚れ込み、再会を望んでいる。

電気王 (でんきおう)

世界征服をたくらむ組織・国際電気間諜団の首領。部下の怪人たちも皆、電気の力で動く乗り物や武器を使う。蒸気の力を使う蒸気王を目の敵にしており、刺客をたびたび差し向けているが、いつも撃退されてしまう。東京の地下に密かに電気帝国を築き、国家転覆を狙っている。

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