概要
靴職人を夢見る高校生・タカオ(秋月孝雄)は、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲むミステリアスな女性ユキノと出会う。
ふたりは約束もないまま、雨の日だけの逢瀬を重ねていくようになる。
登場人物・キャラクター
秋月孝雄 (あきづきたかお)
靴職人を目指す高校1年生生。バイトをしつつ、靴の制作に励んでいる。家庭環境によって、年齢より大人びた性格。雨の日の午前中は学校をさぼり、庭園で靴のデザインを考えている。15歳。
佐藤 (さとう)
タカオ(秋月孝雄)と同じ高校に通う2年生で、松本の彼女。友人が多く、校内の事情にも詳しい。
タカオの兄 (たかおのあに)
タカオ(秋月孝雄)と同じく奔放な母に手を焼いていたが、恋人と暮らすために家を出ることを決意する。26歳。
タカオの母 (たかおのはは)
家族を愛しつつも、家庭より恋愛を優先する奔放な女性。タカオ(秋月孝雄)の父とは離婚している。47歳。
相沢 (あいざわ)
タカオ(秋月孝雄)と同じ高校に通う3年生の女生徒。プライドが高く、いつも取り巻きに囲まれている。
松本 (まつもと)
タカオ(秋月孝雄)の同級生で、友人。1学年年上の佐藤とは恋人関係。
雪野百香里 (ゆきのゆかり)
タカオ(秋月孝雄)が雨の日の庭園で出会った、ミステリアスな女性。朝からチョコレートを片手にビールを飲んでいる。ある日、タカオに声をかけられたことをきっかけに、雨の日だけのふたりの交流がはじまる。
タカオの兄の彼女 (たかおのあにのかのじょ)
明るい性格で、タカオ(秋月孝雄)にも気さくに接する。関西出身の24歳。