逢沢小春は死に急ぐ

逢沢小春は死に急ぐ

胡原おみの集英社の雑誌での初連載作品。18歳以上の成人年齢に達すれば、積極的安楽死を選ぶことが合法化されている現代日本を舞台にしている。過去に実姉を積極的安楽死によって亡くした柏原常と、高校卒業後は安楽死することを決めている逢沢小春が、近い未来に訪れる別れを前提に、心を通わせていく姿を描いた青春ラブストーリー。安楽死やそれにかかわる家族が抱える問題など重いテーマを扱いながらも、コミカルに明るい雰囲気で描写されている。集英社「ウルトラジャンプ」2022年9月号から連載の作品。

正式名称
逢沢小春は死に急ぐ
ふりがな
あいざわこはるはしにいそぐ
作者
ジャンル
悲恋
 
青春
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊4巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

柏原 常 (かしわばら とき)

とある高校に通う1年生の男子。高校進学をきっかけに、家庭の事情で逢沢小春が住む町に引っ越してきた。小春と同じ高校に通うことになり、彼女と同じクラスでとなりの席になったことがきっかけで親しくなる。事故に遭った姉が後遺症を苦に積極的安楽死を選んだことから、残された自分だけが人生を楽しんでいいのかと思い悩んでいる。心の葛藤から他人との接触を避けていたものの、強引な小春のペースに巻き込まれていくうちに、心が通じ合う友達も増えていく。積極的安楽死を希望している小春の、生きているうちに彼氏が欲しいとの願いを聞き入れ、一方的に交際していることにされている。小春からは「トキ君」と呼ばれている。

逢沢 小春 (あいざわ こはる)

柏原常と同じ高校に通う1年生の女子。常のクラスメートで、となりの席になったことがきっかけで親しくなる。心臓に持病を抱える弟・逢沢拓斗を大切に思っており、高校を卒業したら弟のために積極的安楽死を選択し、逢沢小春自身の心臓を弟に提供することを希望している。そのため、高校生活でやりたいことをすべてやりきると宣言し、その中の一つである彼氏が欲しいとの願いから、一方的に常と交際していることにしている。底抜けに明るい性格の持ち主で、やや強引なところがある。一方、表向きは明るく振る舞っているものの、日々病状が悪化していく拓斗を前に、自分だけが青春を謳歌していいのかと内心思い悩んでいる。常以外のクラスメートには、自らが積極的安楽死を希望していることは秘密にしている。

書誌情報

逢沢小春は死に急ぐ 4巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉

第1巻

(2023-01-19発行、 978-4088925813)

第2巻

(2023-09-19発行、 978-4088928029)

第3巻

(2024-03-18発行、 978-4088930756)

第4巻

(2024-10-18発行、 978-4088933870)

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