オルフェウスの窓

オルフェウスの窓

20世紀初頭、ドイツの聖ゼバスチアン教会附属音楽学校で出会ったユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤ、イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイト、クラウス・フリードリヒ・ゾンマーシュミットたち三人が歴史の荒波に翻弄されつつも、自分たちの運命に立ち向かう様を描く。四部構成となっており、ユリウスが主人公の音楽学校での三人の出会いと、アーンスマイヤ家を取り巻く陰謀を描く第1部、イザークのウィーンでの音楽家生活を描いた第2部、ユリウスがクラウスの故郷ロシアへと向かい、ロシア革命に巻き込まれる第3部、再びドイツに帰ったユリウスがアーレンスマイヤ家の真実を知る第4部に分かれる。第9回日本漫画家協会賞優秀賞受賞作品。

正式名称
オルフェウスの窓
作者
ジャンル
悲恋
 
ロシア革命
レーベル
中央公論社 / 集英社文庫 コミック版(集英社) / 集英社
関連商品
Amazon 楽天

概要

20世紀初頭のドイツ。聖ゼバスチアン教会附属音楽学校にはある言い伝えがあった。それは学校の塔にある「オルフェウスの窓」と呼ばれる窓に立ち、地上を見下ろした時一番最初に目に入った女性と恋に落ちるが、その恋はオルフェウスの神話の通り悲劇に終るというものだった。ところが転入生イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイトと、不良学生のクラウス・フリードリヒ・ゾンマーシュミットは、男装をして聖ゼバスチアンに通う少女ユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤを別々の時に見てしまう。

それが恋になるとは思わず、次第に親密になる三人だったが、ユリウスの生家アーレンスマイヤ家には恐るべき秘密があった。

登場人物・キャラクター

主人公

名門貴族アーレンスマイヤ家の跡継ぎ。しかしその正体は、愛人であった母レナーテ・フォン・アーレンスマイヤに財産相続のため男装させられ、男として育てられた少女だった。秘密を共有する母を守るため、豪胆な振る... 関連ページ:ユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤ

主人公

『オルフェウスの窓』の主人公のひとり。貧しい家の生まれながら、ピアニストとしての才能の高さによって奨学生となり、聖ゼバスチアン教会附属音楽学校に通うこととなった少年。転入初日、「オルフェウスの窓」でユ... 関連ページ:イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイト

主人公

『オルフェウスの窓』の主人公のひとり。聖ゼバスチアン教会附属音楽学校バイオリン科の7年生。その正体は、ロシア貴族ミハイロフ家の次男アレクセイ・ミハイロフ。革命運動に参加した兄ドミートリィ・ミハイロフが... 関連ページ:アレクセイ・ミハイロフ

ユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤの母親。名門貴族アーレンスマイヤ家の当主アルフレート・アーレンスマイヤの愛人となり、ユリウスを身ごもる。その妊娠中、「オルフェウスの窓」でヘルマン・ヴィ... 関連ページ:レナーテ・フォン・アーレンスマイヤ

ユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤの異母姉。名門貴族アーレンスマイヤ家の長姉にあたる。当主である父アルフレート・アーレンスマイヤが病気で倒れてからは、当主代理として仕事を請け負っている。... 関連ページ:マリア・バルバラ・フォン・アーレンスマイヤ

ユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤの異母姉。名門貴族アーレンスマイヤ家の次姉にあたる。豪奢な美貌を誇り、男性関係も非常に派手。ユリウスが跡継ぎとして名乗り出たため、遺産の取り分が減ってし... 関連ページ:アネロッテ・フォン・アーレンスマイヤ

聖ゼバスチアン教会附属音楽学校ピアノ科の教師。イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイトの才能を見出し、熱心な指導をすると共に、名指揮者として知られるベルンハルト・ショルツへの紹介なども行う。バイオリン科... 関連ページ:ヘルマン・ヴィルクリヒ

聖ゼバスチアン教会附属音楽学校ピアノ科に通う生徒。ユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤ、イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイトの同級生。イザークが転入してくるまでは、ピアノ科一の腕と言われ... 関連ページ:モーリッツ・カスパール・フォン・キッペンベルク

聖ゼバスチアン教会附属音楽学校バイオリン科の生徒。クラウス・フリードリヒ・ゾンマーシュミットの友人。男装しているユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤが女性であることを直感的に見抜き、男色趣... 関連ページ:ダーヴィト・ラッセン

イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイトの妹。心密かに兄を慕っている。実は養子であり、イザークとは血がつながっていないのだが、兄イザークがそれに気付いていないため黙っていた。アーレンスマイヤ家のパーティ... 関連ページ:フリデリーケ・ヴァイスハイト

貴族の令嬢。イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイトをピアノの家庭教師として雇っていた。イザークを慕い、何かと面倒を見ようとする。イザークの妹フリデリーケ・ヴァイスハイトと交流するうちに慈善活動に目覚め... 関連ページ:カタリーナ・フォン・ブレンネル

ウィーン音楽院の生徒。作曲家。幼少時からピアノに優れた才能を示し、7歳でパリの楽壇にデビューした。ただしそれは貴族エンマーリッヒ家の嫡男を見世物にしたくないと考えた親によって女装した姿のことであったの... 関連ページ:ラインハルト・フォン・エンマーリッヒ

イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイトがアルバイトでピアノ弾きをしていた酒場で働いていた少女。アルコール中毒の父親によって酒代代わりに男に売られてしまう。その後娼婦となりウィーンで働くようになる。イザ... 関連ページ:ロベルタ・ブラウン

イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイトのピアノの師シェーンベルク教授の娘。華やかで社交的、遊び好きな性格。真面目なイザークを誘い、付き合い始めるが、音楽のことばかり考えているイザークに飽き、かねてから... 関連ページ:アマーリエ・シェーンベルク

ロシアの女性バイオリニスト。公爵家の令嬢。アレクセイ・ミハイロフとは少女時代からの知り合いで、その頃から一途にアレクセイを慕っていたが、ついに本人に気持ちを打ち明けることはできないまま、アレクサンドル... 関連ページ:アナスタシア・クリコフスカヤ

実在のピアニストヴィルヘルム・バックハウスをモデルにしたキャラクター。イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイトが自らの音楽観に悩む時などに幾度も行き会う、音楽と人生の師と言うべき存在。後には、イザークの... 関連ページ:ヴィルヘルム・バックハウス

アレクセイ・ミハイロフの異母兄。ロシア貴族ミハイロフ家の長男で、跡取り。家庭教師エーゲノルフ先生の娘アルラウネ・フォン・エーゲノルフとは婚約関係にある。妾の子として引き取られてきたアレクセイにも気さく... 関連ページ:ドミートリィ・ミハイロフ

ドミートリィ・ミハイロフ、アレクセイ・ミハイロフの家庭教師をしていたエーゲノルフ先生の娘。ドミートリィの婚約者であり、後には革命活動の同志として動くようになる。ドミートリィの死後、彼の遺志を継ぎ、アレ... 関連ページ:アルラウネ・フォン・エーゲノルフ

ロシア貴族ユスーポフ侯爵家の当主であり、陸軍の将校。首都サンクト・ペテルブルクでは皇帝親衛隊を率いる。妻アデールは皇帝ニコライ2世の姪。民衆の暴動で怪我を負ったユリウス・レオンハルト・フォン・アーレン... 関連ページ:レオニード・ユスーポフ

ロシア貴族ユスーポフ侯爵家の令嬢で、レオニード・ユスーポフの妹。気丈で芯が強いが優しい性格で、自宅に軟禁されることとなったユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤの面倒をよく見ていた。兄レオニ... 関連ページ:ヴェーラ・ユスーポフ

SHARE
EC
Amazon
logo